緑谷出久の驚き ページ39
緑谷side
山田くんは、話を聞く限り、ヒーローには向いてない。
設定上だとしても、女の子相手に手荒すぎる。
｢頑張ってね、9人目。｣
相澤さんのその声に、言葉に、体全体が凍え上がるのがわかった。
今日、かっちゃんに僕の個性の秘密を少しただけ話した。
かっちゃんにも《もらった個性》だとしか話してないのに、
どうして彼女が、僕が《9人目》だと知っている……？
もしかして彼女は……敵……？
いやいや、そんなことは無い。
彼女は別に今回の基礎学では冷静に行動していたし、
八百万さんを思いやる1面もあった。
赤羽｢A〜、遅いよー。｣
赤い髪をした少年がコチラに歩いてくる。
相澤そんは彼の元に駆け寄って、笑っている。
僕達は彼らを見続けていた。
赤髪くんが一瞬、こちらに視線を渡した時。
今までの人生で感じたことの無い殺気を感じる。
僕は彼らを追おうとするが辞める。
本能が僕の体を止めさせた。《勝てない》と。
ヒーローになりたい僕が、逃げてちゃダメだと分かっていても、
体は言うことを聞いてくれない。
彼は、彼らは一体なんなんだ。
｢(かっくん、緑谷くんに個性使っちゃったじゃん……。)｣
赤羽｢(ごめん。ごめん。)｣
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mimi(プロフ) - 菊理さん» ありがとうございます！亀更新ですが、応援してやってください！！ (2020年6月17日 0時) (
レス) id: 2c599fbfeb (このIDを非表示/違反報告)
菊理 - とっても面白いです！更新頑張ってください！応援してます!! (2020年6月16日 18時) (レス) id: c405051fd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mimi | 作成日時：2020年5月14日 21時
