優真と言う人間 ページ35
切島に反省会をするからと誘われたが、
丁寧に断って、私は校門に向かって走っていた。
靴をさっさと履いて、外に出た時、爆豪くんの声が響いた。
ここで1番になる、か。
こいつはあれだ。学秀くんに似ている。
嫌いじゃないな、その青臭い考え方。
でもきっと、彼はまだ、本当の地獄を知らない。
そんなことを考えていると、後ろから規則正しいローファーの音が鳴る。
あぁ、そういえば今日はこいつもそうか。
ばいばい、と私に手を振った青緑色の髪をした優真は校門に向かう。
夏合宿から所謂、お付き合いを始めた優真の相手は元Ｅ組凄腕スナイパー、速水ちゃん。
2人ともさばざばしてるから割と仲良く続いてる様子。
爆豪｢てめぇにも負けねぇぞ！くそマスク野郎！｣
優真にも吠えてる爆豪くん。
優真｢うん、頑張れ。｣
優真のその穏やかな顔に爆豪くんも建物の中から見ているクラスメイトも驚く。
……どんだけ楽しみにしてんだよ。
という私も今日の放課後、デートを控えている。
勿論相手はかっくんなのだが、優真も今日はデートなのだ。
速水ちゃんと会うのも久しぶりだと言っていたし、
何気に彼は一途なので、本当に嬉しいのだろう。
……これが、山田優真……月皇優真の本質である。
優真自身は何も多くは語らないし、表立った行動をとるタイプでもない。
けれど、意外と内の感情は豊かだし、愛情や友情には熱い。
……特に、E組メンバーのことは大好きだからなぁ。
優真は爆豪くんにも緑谷くんにも興味を示さず、校門へ急いでいた。
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mimi(プロフ) - 菊理さん» ありがとうございます！亀更新ですが、応援してやってください！！ (2020年6月17日 0時) (
レス) id: 2c599fbfeb (このIDを非表示/違反報告)
菊理 - とっても面白いです！更新頑張ってください！応援してます!! (2020年6月16日 18時) (レス) id: c405051fd2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mimi | 作成日時：2020年5月14日 21時
