98｢僕が、いかなきゃ……｣ ページ21
清光「嫌ってるわけじゃないのに、頼らない…」
髭切「考えれば考えるほど分からなくなるでしょ？だったら原因根絶〜ってね」
清光「話が飛躍しすぎてて、二人の考えが極端だったことは分かった」
膝丸「俺は止めてたぞ」
髭切「僕の目を見つめてね」
清光「じゃあ二人は獅子王が傷を隠してた本当の理由までは分からないってこと？」
膝丸「恥ずかしながらそういうことになる」
髭切「教えてくれないんだもん仕方ないよねぇ」
清光「二人に教えてくれないんじゃ俺が聞いた所で変わることでもないよね……。どうしたものかな」
顎に手を添え唸っていると、俺の後ろの襖が
勝手に空いた。勝手に。
『僕が……いく…………』
清光「主？！寝てなきゃダメじゃん！連載再開して停止して１年以上経ってるからってまだ熱治ってないんだから！」
『盛大なメタ発言と連載状況説明……ありがとう……。でも、僕が、いかなきゃ……』
連載停止してそんなに経ってたんだね…。
俺びっくりだよ。
でも、でもなぁ…
こんなに顔を赤くして、辛そうなのに。
それでも獅子王の元へ行くという主の決意が、何故か俺には受け入れ難いものに感じたんだ。
髭切「あれれ、熱に侵され死に損ないのニンゲンが芋虫みたいに這い出てきたよ？そんなんじゃ審神者の力も十分に使えないんじゃないの？」
清光「髭切ｯ、そんな言い方ないだろ！」
『だって……苦しんでる子がいるんでしょ……。そんなの、僕の今の苦しみに比べたら』
清光「あるじ…」
主だって、苦しいはずなのに
こんなにも、弱っているのに。
俺は、何を躊躇っているんだろう？
『いいから、、連れてって……獅子王…くんの、とこ』
清光「で、でも」
『いいから！！連れてっ…て…！』
違う、躊躇ってるんじゃない。怖いんだ。
頑張ってる主に向かって、ある事ない事言われて
これ以上、主を傷つけてしまうのが怖いんだ。
人間だからって前任の責任を押し付け続けてしまうことが、怖くて仕方ないんだ。
また愛を失う事が怖い様に。
つい最近までこの本丸の皆がやってきたことで、
俺自身もニンゲンは信じちゃいけないって、信じ込んでたから、態度に出して遠ざけてた。
でもそれは違うって気づいて、だからお詫びも兼ねて主を守ろうと思った。
今まで俺が勘違いしてたのと同様に主を傷つけようとしている奴から守ろうと思ってた。
でも、違ったんだ。
清光「分かった。俺がおぶってくよ」
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ゆきな(プロフ) - （οωο）b (2020年1月4日 10時) (
レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - ○「ひ」○「き」○「さ」○「に(ハート)」『天使ぃぃぃ！！！』（○は作者様の好きな刀剣を入れてください）とかいかがでしょうか！ (2018年9月28日 2時) (レス) id: 95c2b4a6d3 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ - もりさにはどうでしょう (2018年9月25日 7時) (レス) id: 190f6ffc59 (このIDを非表示/違反報告)
轆轤 - ネーミングセンスないのにすみません… (2018年9月23日 12時) (レス) id: 6193a1330a (このIDを非表示/違反報告)
轆轤 - 「はじめました」の要素が必要であれば、startから二文字とって『ひきさにst(エスティー)』もアリかと…(個人の意見なんですけども。) (2018年9月23日 12時) (レス) id: 6193a1330a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：巫蘭 | 作成日時：2018年9月17日 20時
