休暇の過ごし方と犬猿の2人 ページ6
委員会顔合わせから数日後新学期初めての休暇がやってきた
休みの日はゆっくり眠る。それが私のマイルールだ。暖かい布団で何もせずゴロゴロするこの時間がとてつもなく大好きで仕方がない
「今日もゆっくりゴロゴロしよ〜」
布団の中で背伸びをしていると何やら外が騒がしい。
一体何があったんだと布団から上半身だけ起こし、扉を開け、顔を少し出すと庭で文次郎と、留三郎が相変わらず決闘を繰り広げているではないか
「はぁ、、、せっかくの休暇を潰された気分だなぁ、これじゃあゆっくり寝れないじゃない。」
毎度あの2人の喧嘩にも困ったものだ。休みの日まで喧嘩してるなんて逆に仲がいいのかもしれない(？)
「そういえば勘右衛門が町外れの所に新しい甘味屋が出来たって言ってたなぁ。あの2人のせいで目が覚めちゃったし、この機会だ。甘いものでも食べに行こう」
私は布団から出て町に行く準備をはじめた
一方その頃文次郎と留三郎は相変わらず不毛な理由で喧嘩しあっていたが今回は違う。２人にも譲れないものがあったのだ。
文「今日こそは俺がAを誘って町に行くんだ。馬鹿は引っ込んでろ」
留「なんだと！？特にお前にはAと一緒に過ごされたくねぇんだよ。そこどけバカもんじ！」
文「なんだと！バカ留が！」
いつにも増して2人の険悪な空気は6年長屋どころか下手すれば他学年長屋にも流れそうな勢いだ。
火花が散っていると言っても過言では無い程睨み合う2人はAの鶴の一声で静まり返った
「ねぇ、2人とも休みの日になに喧嘩してるの？まったく、いつも喧嘩ばっかなんだから、もっと仲良く出来ないの？？」
まさかの本人登場で互いの胸倉を掴んでいた手を瞬時に離す
文「す、すまんA。」
留「悪気があった訳じゃねぇんだ。そのー、、」
2人はなんとも言えない空気に包み込まれた。そりゃそうだ。まさかAと休日どちらが一緒に過ごすかで喧嘩してたなんて恥ずかしくて言えやしない。2人は気まずそうに立ち尽くしていたが、Aの一言で状況が一変することになる
「今から私甘味屋に行くんだ。まぁ、ないのは思うけどもしよかったら一緒に行k」
文、留「行く行く行く行く行く！！！」
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メープル(プロフ) - 閲覧して下さりありがとうございます！こちら、最新話ご覧になれてますでしょうか？ (4月16日 1時) (
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作者名：メープル | 作成日時：2024年3月7日 13時
