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途方に暮れてピィピィと鳴いていれば、ふとガサリと誰かが茂みをかき分けた音がした。……おそらく、その家の人間。そのひとは怪我で動けなくなったメルヴィル(ツバメ形態)を助けてくれた。傷を治してもらい、まあなんだかんだで家に帰ることができて、人間姿にも戻れて(当然こっぴどく叱られ残りの休みは勉強漬けだったが)、一件落着。
……しかしメルヴィルの頭からはどうしてもその姿が離れなかった。そう、これこそまさに恋である!……きっと。たぶん。おそらく。メイビー。後の彼は語った。「初恋で、一目惚れで、運命です(キリッ)」。
【人間界・非魔法族をどう思うか】
非魔法族は周りにもいるのでともかく、人間界は魔法界、ひいては自分たちにどんな影響をもたらすのか、自分なりにきちんと見極めなくてはならないな、とは思っている。彼らと関わることがどういうことであるのか、どういうことになるのか。その結論はまだ曖昧である。きっと気長に待つのが吉。
「そうですね、まだ……判断はつきません。善であるのか、悪であるのか。僕としては彼らが良き存在であることを願いたいものですが……とにかく、これは一朝一夕で片付くような軽い問題ではないこと、僕も重々承知はしていますよ」
【その他】
魔力量…B
コントロール…A
スピード(連射性的な)…B
銀への耐性…A
〇好きなもの・こと–猫
猫
└かわいいよね!
〇嫌いなもの・こと–女性、怒鳴り声
女性
└彼と関わる機会の多い人間なら大抵知っていること。厳しかった母に若干のトラウマを持っているため。自分からは極力近づこうとしないし、彼が女性とプライベートで関わっている場面を見たことがない。女性と関わったからといって特に態度が変化するというわけではないが、その日の疲労蓄積度が目に見えて違かったり、違わなかったり。
怒鳴り声
└やっぱりこちらも母関連。少しでも母の意向に応えられなければ頬の痛みとともに飛んでくる怒号の記憶は、あまりの苛烈さに今でも忘れられない。他人に向けられた怒鳴り声も嫌い。嫌なことを思い出してしまうから、他人に望まれる自分を振る舞うようになった(場面によって例外あり)。
【関係】
恋仲:素敵なご縁がありました!
幼馴染:〇
親類:〇
犬猿:〇
その他 友人等も募集しております。お気軽にお声がけ下さい。
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作者名:疫病 | 作成日時:2022年5月5日 18時