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「じろじろ見てんじゃね〜わよ、失礼な奴ね。あたしは見世物じゃないかしら、身体に穴が空いちゃうのよ」

「ああもう、また失敗した!一体何がダメだったの……何が良くなかったの……なんでわからないの……」

「はん!こんな簡単な仕事、あたしひとりでも余裕で片付けられるかしら!……できるって言ってんでしょ!くどいかしら、余計なお世話なんかしね〜でさっさとあっちに行きなさいよ!!」

「あたしはあんたたちの喧嘩に巻き込まれるために来たんじゃね〜のだわー!?」

「ね、ねえ。ちょっと相談を聞いてもらってもいいかしら。その……こ、これは友達の話なんだけどねっ?あ、あたしの話じゃね〜のよ、勘違いするなかしら!えと、その子はお兄さんがいるのだけれど、最近はうまく話せなくって、どうすればいいのかすごく悩んでるの…………あ、あんたなら、なんてアドバイスするのかなって……聞きたくて……」

「本当にあんたって人はどうしようもない人間なんだから!ふんっ、あたしがいね〜となーんにもできね〜のね!………………そんな目で見てもあんたの隣には行かね〜のだわ!?」

「そうね、あんたが昔見たってのは確かにあたしだわ。でも、人ってのはいつか変わっちまうもんかしら。ふんっ、今でも過去の余韻に浸れているだなんて、それだけで充分幸せな人なのね」

「高望みはよくね〜のよ。高い理想は他人だけじゃなく、自分だって失望させちまうかしら……」

「あたしよりも優秀なくせにっ、これ以上上に行くな!!!!」

「夢から醒めるってのは案外簡単なものよ。どんなに強く焦がれていたものでも、こころの奥底にある“なにか”に気付いちゃった瞬間、泡みたいにぱちん、と弾けて はいおしまい、なんだから。……あたしは、そんなことね〜けど!」

「自分のありのままを受け止めてほしいって、すっごく難しいことなのよ!あたしだって、あたしだってずっとそう言いたくて、でも言えないの。どうしても言えなくて…………っあああもう!!何かしらその気持ちわり〜顔!!なにが面白かったのかしら!?言ってみやがれかしら!!!!!!」

「な〜〜〜にしてやがんのかしら!?余計なことしてんじゃね〜わよ!!ほんっと〜〜〜にあんたってやつは@#c*67&な@#@6_、%……(よく聞き取れない……)」

「………………っ、バカ!!!!!!(ボキャ貧)」

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作者名:疫病 | 作成日時:2022年5月5日 18時

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