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龍「どの靴?見せてみ」
「これ」
龍友に画面を見せると、うわっ!これどうしたの?って。
「健ちゃんのコレクションの一つ」
龍「健ちゃん売る事許可したの?」
「うん、まぁ…」
龍「まじかよ。これかなりレア物だぞ!俺に売ってほしかった!つーかこんな安い値段で売ったのかよ…健ちゃんどんだけサービスすんだよ」
「え、そんなに安い?ネットで相場見てから売ったよ」
龍「たぶんそれはこの次に出たシリーズだな。これはもう手に入らないから、コレクターの間ではかなりのレア物。ここのマークが違うんだよ」
龍友の説明を聞いて冷や汗出てきた
その日の放課後は遊ばずにすぐに帰宅。
納戸に向かいもう一足の同じ靴を見て見る
「ヤバイ、マーク違う」
よりによってレア物の方を売ってしまった。
でも大丈夫。健ちゃんが納戸開けてるのなんてずっと見てないし、こんだけあるんだもん!気づくわけない!
って、必死に自分に言い聞かせる
が、神様は意地悪なもので、夕食後にみんなでテレビを観ている時だった。スニーカーコレクター特集。もう嫌な予感しかしない。
エリー「あっ、このスニーカー健ちゃん持ってなかった?」
健「あー、持ってる」
臣「うわー今めっちゃ価値上がってんじゃん」
隆「あれ売って旅行行こう♪」
健「アホ!絶対売らん!手放さへん」
剛「サイズ違いの靴とかないの?」
健「間違って同じの買ったやつとかあんで」
剛「まじ?ちょうだい?」
健「あー、ええで」
隆「俺もほしい!」
臣「納戸見に行こう」
臣くんの言った余計な一言で納戸に向かう兄達
そして心臓バクバクな私
しばらくして健ちゃんの焦る声が聞こえた
健「え、何でないん?嘘やろ。あれ1番のお気に入りやし、レアやで。誰か出した?」
隆「そもそも納戸を開けない」
臣「俺も」
エリー「納戸がこんな事になってるのも今知ったし」
剛「奥にあんじゃね?」
しばらく例のスニーカーを探していた兄達だったけど、諦めたのかリビングへ戻ってきた。
健「えー、意味わからん。何でないん!誰も入ってなかったら無くなる訳ないやん」
ソファーに座りながら項垂れる健ちゃん
横に座る私をパッと見て
健「A、納戸入ってないよな?」って。
「うん、入ってない」
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こず(プロフ) - え、お買い物の話、いま気づいたあぁあああ−(;ω;) ショックだたけど、剛ちゃんめいちゃん愛しすね(●´ω`●) (2018年8月14日 5時) (レス) id: 2c5a4cc982 (このIDを非表示/違反報告)
Ai(プロフ) - ね〜、臣隆みたいなお兄欲しすぎるよね!!w なんでも買ってくれるし顔いいし、絶対ブラコンなるわ(爆w)あー剛ちゃん可愛いっ♪←ぇw (2018年7月8日 9時) (レス) id: 0c81e585ce (このIDを非表示/違反報告)
雅(プロフ) - 隆くん(笑)今回も臣様愛が溢れてた隆くんですね(笑) (2018年7月7日 16時) (レス) id: ff8c7fad23 (このIDを非表示/違反報告)
黒木蓮(Kuroki・Len)(プロフ) - お久しぶりの更新ですね(はあと)。しかし、いつも見ていて思うのだけど、末っ子2人、どうして、もっと素直にならないんだろう?本当は、お互いに嫌いではないはずなのにね( ^ ^)r゛゛ (2018年7月7日 12時) (レス) id: 6a7a2c1ba4 (このIDを非表示/違反報告)
1980no(プロフ) - いつも喧嘩ばっかの剛ちゃんと妹ちゃん…仲良いんだか悪いんだかww膝枕してあげるなんてやっさしー(〃艸〃)♪ (2018年7月7日 10時) (レス) id: fb6f76b200 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めいちゃん | 作成日時:2017年9月29日 21時