新 可愛い妹は3歳の年少さん

★手作り餃子 ページ38

毎日の夕飯作りって大変やねん、献立が。



何食べたい？って聞いてもだいたいは何でもいい。って言われるし、そう言う割には提案した物に対してそれは嫌だとかケチつけんねん！



今日も何にするかスーパーをグルグルしながら迷っていたら、Aがいきなり餃子を作りたいって言いだした。




「けんちゃん、ぎょうじゃにちよう！」




健「餃子？エエけど何でまた餃子？」




「龍ちゃんがなおにぃとちゅくったって言ってた」




健「へー、直兄も龍友と作ったりするんやー」




龍友が餃子作った話を聞いて、自分も作りたくなったらしい。




「ニリャだよー」




そしていきなり材料まで言い出した！




健「Aちゃん、材料もわかるん？賢いなー！」




「あとね、ちきにくとー、キャベツ！」





健「キャベツやなくて、白菜」




「けんちゃんちがうー！キャベツ！」




健「健ちゃんはキャベツより白菜派やねん」




「キャベツ、キャベツ、キャベツー！」




うるさいAの口に手を当てて塞ぎ、野菜コーナーから移動(笑)




健「ひき肉入れて、あと皮や！」




「あとおかちとアイシュや！」





健「アイスはお家にあるから買いません」




サラッと自分の欲しい物言うとこは可愛いねんけどな、毎日買わされてたらたまらんで！





帰宅するとさっそくフリフリエプロン付けて準備満タンなA。




健「包丁は危ないから触ったらあかんからな！」




「はーい！わかりまちた」




とりあえず白菜をみじん切りにして塩を振る




健「Aちゃん、この白菜モミモミして」





そう言うと、小さな手で白菜をモミモミ♪




「けんちゃんみてー♪Aちゃん、じょうじゅにモミモミちてりゅー！」





自分で言っちゃうとか可愛すぎませんか？





健「ほんまに上手やなー♪餃子職人になれるなー！」





「うん！なれりゅー！」




きっと世界一餃子職人をナメた発言であろう




それからひき肉もニラもネギも混ぜ、またまたAの出番





健「Aちゃん今度はこねこねして下さい」




「はーい」




嬉しそうに手を入れたAやったけど…




「ばっちい…けんちゃん手てあらうーっ」




健「バッチくないで、お肉なんやから」




「やーやぁ。あらうのー」




もはや半泣き←




ムニュって感触と、手にまとわりつく肉が嫌だったらしく、結局俺がこねこね。




そして皮に包む作業

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