第33話 ページ34
何を言ってるんだこの人は、という視線を俺に送るA
全部予想通り、やっぱり俺の気持ちには気づいてなかった
りょう「メンバーだから言えないことだってあるでしょ?」
A「いや、まあ…そうだけど…」
りょう「違う形で関係を築いてたらここまで抱え込むこともなかったのかも」
A「ちょ、っと。話が見えん」
かなり混乱してるみたいだ、まさか俺がAじゃなくて男メンバーを好きとか勘違いしてないよね?
Aならありえるな、まさか私がって考えてるだろうし
りょう「俺Aのこと好きなんだよね、ずーっと前から」
話の流れからかすんなりと言葉にできた2文字
Aはずっと俯いて、しばらく返事がなかった
A「…勘違いじゃ」
りょう「ないよ。高校からだから」
A「、りょうくんは私じゃなくて、もっと」
りょう「Aは魅力的な人だよ」
俺の中では一番だ、そう伝えても君は頷こうとしない
彼女を縛っているものは思ったよりも固いらしい。簡単には解けない
りょう「好きだよ、本当に」
A「…やめてよ、言わないでよ」
ボロボロと涙を流し始めた。畳に涙が滲んで、浸透するように消える
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みーちゃん - とてもいい小説でした!かっこいいりょうくんにときめいてしまいました!長編小説お疲れ様でした!これからもよろしくお願いします! (2020年4月10日 22時) (レス) id: 8322de4249 (このIDを非表示/違反報告)
ぺそ(プロフ) - とーこさん» ありがとうございます!冬休みが終わってしまったのでだいぶゆっくりになりますがよろしくお願いします(_ _) (2019年1月13日 12時) (レス) id: 18f59d4d1c (このIDを非表示/違反報告)
とーこ - おおおお(泣)すごい!!&長編小説完結お疲れ様です、、次の小説も(長編も短編も)楽しみにしてます!!! (2019年1月12日 22時) (レス) id: 715a1e2f2d (このIDを非表示/違反報告)
ぺそ(プロフ) - とーこさん» 趣味丸出しです笑 どうにか完結まで行けました、応援して下さりありがとうございました! (2019年1月12日 17時) (レス) id: 18f59d4d1c (このIDを非表示/違反報告)
とーこ - うわ、、、すごい、、狼りょうくんかっこいいですね。。。 (2019年1月11日 20時) (レス) id: 715a1e2f2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぺそ | 作成日時:2019年1月3日 19時