無防備な赤色【東海オンエア】

第25話 ページ26

としみつ「飯食い行かね？」


夜ご飯戦争を始めようとした時、私の座る椅子の前のテーブルに手をついてそういう緑の彼

一瞬この場が静かになった。だってこれはみんなに言ってるんじゃない、私個人に言ってるのだから


A「え、私？」

としみつ「お前以外いねーだろ」

A「いやみんなは？」

としみつ「お前と俺、2人。文句あっか？」


すごい威圧感で私を脅すように誘うとしみつさん、普通の女の子なら泣いてます


A「なになに怖い…」

てつや「えー2人なん？」

としみつ「たまには」

ゆめまる「Aととしみつ頻繁に飯行くやん」


確かに私ととしみつはオフの日でもよくご飯を食べにいく

だからあらたまってこう言われると、なんかビクビクしてしまう


としみつ「あーもう！行くぞ！！」

A「待ってカバンカバン！！」


私の腕を引っ張るもんだから私は急いでカバンをとって彼に引きずられながら玄関へ向かう


としみつ「じゃ、おつかれー」

A「お、お疲れ様でした…？」


ひと足早く解散ということか、私はとしみつについて行きながらてつやの家を出た



てつや「なんだよあのふたり…」

しばゆー「Aもわけわかんなそうだった」

ゆめまる「え、出来てる？」

虫眼鏡「それはないね」

りょう「…なんだろうね」








彼について行って、ついたのは居酒屋。個室がちゃんとあるところでいつもお世話になっているところだ

今日もちゃっかり個室を借りて私はとしみつと2人になる

いつもはそんなに緊張しないのに、なぜだか今日は心臓がバクバクだ

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