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壱馬side
「…いいね。このスタンス。」
その一言が、あまりにも嬉しく、俺の全身に何度も木霊する。
思わず飛び跳ねそうになるのをぐっと抑え、マスクの下で隠せない上がった口角を下げようとした。
「これで、あとはメンバー全員で話し合って微調整すれば行けるんじゃないかな。壱馬、すげぇよ。」
叶った。俺の、創ったステージで1番大切な仲間たちと立つという夢が、叶った。
すっかり上機嫌な俺は、スキップしそうになるのを抑えて、大好きな仲間たちが待つ部屋へと足を進める。
「あ！かずま！どうだった！？」
俺が部屋に入るなり、そう聞いてくれるみんな。
「…OK出ました！」
一瞬、不採用になったような雰囲気を出しながらも、ぱっとさっき受けた知らせを伝える。
「やった！やったね！壱馬！やった！やっっった！」
みんなが俺を囲む。円陣を組むようにみんなで円になって、抱き合った。
中には涙ぐんでいる人や、涙を流しながら喜んでくれているメンバーもいて。俺もそのうちの一人だけど笑
こんなにも喜びを共に共有出来る仲間がいて、俺は本当に幸せものだと思う。
病気が見つかった時、もうステージには立てないんだという絶望に苛まれ、我を見失ってしまって、足を刺そうとした。そんな時、メンバーは、陸さんは、自分の手と俺の足を引き換えに、俺の足を守ってくれた。
抗がん剤が辛くて、毎日泣いて、自暴自棄になりかけた時、メンバーは、慎は、毎日俺を抱きしめて、一緒に泣いてくれた。
別に今回の入院生活だけではない。メンバーには、たくさんたくさん助けてもらった。
数え切れないくらい、助けてもらった。
世話の焼けるセンターボーカルのために、沢山考えてくれた。限りある時間を俺に注いでくれた。
こんなにも俺の事を必死に考えてくれる人がいて、本当に俺、世界一、いや、宇宙一幸せだと言いきれる。
RAMPAGEでよかった、俺。
この16人でよかった。
幸せだ、俺は。メンバーの温かさの中で、そんなことをしみじみと感じていた。
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AiRI(プロフ) - 続き楽しみにしています！ (2021年3月22日 18時) (
レス) id: affa3a9ed3 (このIDを非表示/違反報告)
kk(プロフ) - 更新頑張ってください！応援しています！ (2021年3月10日 23時) (レス) id: b13bef8956 (このIDを非表示/違反報告)
ユオ - 続き楽しみしてます待ってます (2020年11月28日 15時) (レス) id: 1c96882bec (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - Kk さん» こちらのアカウントから失礼いたします。ありがとうございます！なるべく早く戻れるように頑張りますので気長にお待ちいただけたらと思います(>_<) (2020年6月13日 2時) (レス) id: 881646b88b (このIDを非表示/違反報告)
Kk - 無理せず自分のペースで頑張ってくださいね！更新楽しみにしています！ (2020年6月12日 23時) (レス) id: b13bef8956 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alice | 作成日時：2020年4月26日 0時
