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…
送迎してくれるマネージャーに廉の家で降ろしてほしいと頼むと、「仲良いですね」と微笑まれた。
仲良い、かぁ……。
うん、そうだよ。だから廉は家に誘ってくれたんでしょ？
余計なこと考えちゃだめ。せっかく前の関係に戻れたんだもん。
「当たり前じゃないですか〜、ねっ！」
「がははっ」
隣の廉を見れば廉も笑ってくれたけど、その声はいつもよりも少し乾いていた。
それから20分ほどで廉の家に着いた。
「俺も降りるね。おつかれ〜」
「またなー」
まだ車にいた玄樹くんとジンに、廉と一緒に挨拶する。
手を振る2人を背にして、俺らはマンションのエントランスへと足を進めた。
「ねえ、なにする？ ゲームの続きでもする？」
エレベータの中でなんでもないように聞いてみた。
「あー、今日はちょっと、話したいことあって」
「……話したいこと？」
「おん」
廉が俺から目を逸らす。
話したいことと聞いて浮かぶのはマイナスなことばかりで、俺はそれ以上なにも発せなくなった。
互いに無言のまま廊下を歩き、廉の家の前で足を止めた。
廉がドアを開け、「どーぞ」と呟く。
それに従って中に入り、リビングに足を踏み入れた。
その瞬間だった。
「……え？」
背中に伝わるぬくもり。耳元で響く息遣い。俺を包み込む細い腕。
……廉に、抱きしめられてる？
「なにやって、」
「海人」
俺の言葉を遮るように名前を呼ばれた。
え、わかんないわかんないっ！
なにこの状況、……！？
今世紀最大レベルに俺の心臓が鳴り響くけど、背中からも同じような振動が伝わってきていて。間違いなく、それは廉の鼓動で。
なんなの、どういう、こと。
…
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ひまっくす(プロフ) - ななみさん» ありがとうございます〜！頑張ります！ (2019年11月25日 21時) (
レス) id: 7ba156e249 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - 海ちゃんがんばって！廉君と両思いになれるように、ウチも応対してます！いいところでの「続く」…続きが気になり過ぎます！更新楽しみにお待ちしております。 (2019年11月24日 22時) (レス) id: 6b92244ddf (このIDを非表示/違反報告)
ひまっくす(プロフ) - たべっこさん» 妄想にお付き合い頂きありがとうございます〜！ご期待に応えられるように頑張ります。 (2019年11月1日 19時) (レス) id: 7ba156e249 (このIDを非表示/違反報告)
たべっこ(プロフ) - 短編集パート2ありがとうございます！色々なお話が読めるの楽しみにしてます。 (2019年11月1日 8時) (レス) id: 4035f86721 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまっくす | 作成日時：2019年10月31日 22時
