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…
それから間もなくして、マネージャーさんから家に着いたとの連絡が届いた。
マンションのすぐそばに停まるいつもの送迎車。
俺の一つ前に乗車している人の顔を想像すると、正直逃げだしたかった。
でもそんなわけにはいかない。
「……おはよう、ございます……」
恐る恐るドアをスライドすると、奥に座っていた彼がゆっくりと俺の方を振り向いた。
「……おはよ」
そう言ってすぐに顔を逸らされる。
俺が廉の隣に座ったと同時に車が動きだした。
2人きりの中に訪れる無の時間。
勇気を出して廉に顔を向け、その沈黙を破った。
「あの、廉……、」
その勇気は一瞬にして崩された。
「……ごめん、俺ちょっと寝るから」
廉が目を閉じてしまい、俺はなにも言えなくなった。
でもずっと廉を見てきた俺にはわかる。絶対寝てない。
……明らかに避けられている。
それからすぐ他のメンバーも乗り込んできたので、話しかけるタイミングは完全に失われてしまった。
…
雑誌撮影のために楽屋入りすると、廉が端の席に荷物を置く。
俺の定位置はその右隣。そこに俺も荷物を置けば、廉は椅子に座ることなく楽屋を出る。いつもなら座ってスマホをいじりだすのに。
バタン、と閉じられたドアが異様に冷ややかに感じた。
「岸くんあれ取って。ティッシュ」
「いわげんの方が近いじゃん」
「いいから取ってよ」
岸くんと玄樹くんがそんな会話をして、紫耀とジンが笑ってる。
でも俺にはそんな余裕なんてなくて、廉のことで頭がいっぱいだった。
…
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ひまっくす(プロフ) - ななみさん» ありがとうございます〜！頑張ります！ (2019年11月25日 21時) (
レス) id: 7ba156e249 (このIDを非表示/違反報告)
ななみ(プロフ) - 海ちゃんがんばって！廉君と両思いになれるように、ウチも応対してます！いいところでの「続く」…続きが気になり過ぎます！更新楽しみにお待ちしております。 (2019年11月24日 22時) (レス) id: 6b92244ddf (このIDを非表示/違反報告)
ひまっくす(プロフ) - たべっこさん» 妄想にお付き合い頂きありがとうございます〜！ご期待に応えられるように頑張ります。 (2019年11月1日 19時) (レス) id: 7ba156e249 (このIDを非表示/違反報告)
たべっこ(プロフ) - 短編集パート2ありがとうございます！色々なお話が読めるの楽しみにしてます。 (2019年11月1日 8時) (レス) id: 4035f86721 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひまっくす | 作成日時：2019年10月31日 22時
