私の彼氏は遊び人【１】ｰTHｰ

EP.12-1 ページ28

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"JN「これ僕の連絡先だから。辛くなったら連絡して？」"









楽屋に戻った私にジンさんはそう言って連絡先を渡してきた。勢いで受け取ってしまったけど個人情報が載ってる紙を仕事場で捨てる訳にもいかないしどうしようかと悩んでる間に仕事が終わり、そのまま家に持って帰ってきてしまった

相変わらずテヒョンは今日も日付が変わっても帰ってこないし私はジンさんの番号が書かれた紙を見つめながらダイニングテーブルに項垂れる









「.....これテヒョンが知ったら怒るよね、..」









そんな言葉とは裏腹に私は自分の携帯にジンさんの番号を打ち込む。

明日は久しぶりの休日だからジンさんは今頃ゲームでもしてるだろう..。確か今日は彼が今ハマっているオンラインゲームで大きなイベントがあり大忙しだと前に言っていた気がする。そんな中電話するのは少し申し訳ないけど辛い時に電話してって言ったのは紛れもなく彼だ。そう思いながら通話ボタンを押した











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JN「....もしもし」









3コール目で切ろうと思ったその時、少し掠れたような声のジンさんが出た。電話に出てくれた事に嬉しくなると同時に明らか寝起きな様子から申し訳ない気持ちになる








「すみません、..起こしちゃいました？」








JN「ううん、大丈夫。リビングで寝ちゃってたから逆に起こしてもらえてよかったよ」







まだ眠いはずなのに私に罪悪感を与えないような気遣いの言葉を掛けてくれた上に"何かあった？"と間髪入れずに心配の言葉をかけてくれるジンさんに自然と心が温まる






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