褒め上手 ページ4
赤葦side
時は放課後、今は今日から仮入部の新入生と部活前のミーティング兼交流会みたいなものをしているのだが…
「あ、あの俺、去年のインハイで木兎先輩のプレー見て梟谷に来ようと思ったんです!!」
「超インナースパイクマジ凄いです…!!」
「ずっと木兎先輩のプレー近くで見てみたいと思ってました!!」
木兎「えっ!?そ、そうか!?そうか!!?」
新入生が、いつも部活前の気持ちが不安定な木兎さんのモチベを勝手に上げてくれている
“今から見せようか!?”なんてもうやる気だ
赤葦「木兎さん、俺も見たいんですけど、先に予算の確認良いですか?」
木兎「えっ!?赤葦も見たいの!?じゃあ確認してからやる!!予算とか分かんないけど!!」
わはははは!!!など豪快に笑い声を上げる木兎さんに笑みをこぼす
木葉「今回の新入生は無意識に褒め上手な人多くて嬉しいわ〜。」
思っていることは皆同じなのか、顔を見合わせて頷く
小見「そういえば、赤葦も入学した時から木兎の調子あげるの上手かったよね。」
赤葦「…いえ、俺は思ったことをそのまま言ってただけですから。」
猿杙「え〜…そんなに尊敬されてる木兎が羨ましいわぁ〜。」
その言葉に苦笑いをしてたら、予算が書いてある紙とにらめっこしていた木兎さんに話しかけられた
木兎「アカーシ〜、俺よく分からないけど、多分今年女バレ部員多いから、女バレの方が取り分多くなるかも〜!」
“A、今年ユース選ばれて合宿行ってたしなぁ〜。”と小さく呟いた木兎さんを見て目を見開く
赤葦「え、ユース選ばれた人いるんですか…!」
すると、木葉さんたちも周りに集まってきた
木葉「お、Aの話?セッターからウイングスパイカーに変わって、一年で結果出したヤベェやつだよ!」
鷲尾「あー…確か、新入生の上手い子が同じセッターだからポジション変わったんだっけか?普通そんなこと出来ないよな。」
猿杙「まあ、それが結果的にAの才能を開花させたんだけどね〜。」
先輩たちがそれぞれこぼす言葉は、その人を絶賛する言葉ばかり
それは、その人の努力を知っているからこその言葉なんだろう
すると、俺がいつもより興味を引く話だと気づいたのか、木兎さんが無邪気に笑う
木兎「女バレ、見に行きたい?」
俺は、無意識に頷いていた
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はる - 初コメ失礼します!!この小説大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (9月15日 10時) (レス) @page47 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 二年ぶりに見たらめちゃくちゃヤバい。尊いなんてものじゃない…これは神だ (8月4日 5時) (レス) @page46 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 1話1話の内容が読み応え(濃くて)があって、読んでいると時間を忘れる作品でした!更新頑張ってください(ケラッ (2021年8月13日 0時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ(プロフ) - 続きを!!!!!! めっちゃ好きです!! (2021年5月30日 21時) (レス) id: fc15dafcd2 (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - 凄く面白いですよ!シリアスと朝比奈ちゃんの無邪気なところの切り替えが、凄く好きです。更新、辞めないで欲しいです。 (2021年2月8日 18時) (レス) id: 4a6264c39b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りかこ x他1人 | 作成日時:2020年8月29日 19時