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えっちな本とか言わないの ページ19

赤葦side



そして、時は経って土曜日

約束通り勉強会をやることになったのだが…




A「アカァーシ〜…バレーしたい〜…」



赤葦「ダメです。バレーは勉強後のご褒美です。」




木兎さんとAさんを別の部屋に移そうと、木兎さんはリビングで、Aさんは俺の部屋で勉強することにした





赤葦「……で、何で俺の家なんですか?」



木兎さんが何故か俺の家が良いと言って譲らなかったのだが、別にファミレスでも他の人の家でもよかったのに




A「うーんと、アカーシの部屋にえっちな本あるかどうか見てこいって木兎が……アッ!! 」


Aさんは口を手で押さえて“ 間違えた…!! ”と首を振っている




そういうことか…


そう言われてみれば、木兎さんは割とそういう類の話題をよく出すし、俺の好みも聞いてくる



俺があまりそう言う話をしないから、気になったんだろう




木兎さんの考えることの幼稚さに軽く呆れていると、


Aさんは、あからさまに俺のベッドの下をチラチラ見始めた


俺の目を盗んで覗いているつもりなのがまた面白い





赤葦「ふふっ、流石にベッドの下には隠しませんよ。あと、女の子がえっちな本とか言わないの。」



A「イダッ!! ……え、ベッドの下"には"…?」




軽くデコピンすると、彼女はそう言って驚いた顔をして固まった



本当に持ってないけど、彼女がまた部屋の中をキョロキョロと探し出したのが面白くて、否定はしないでおいた

________________



Aside




あ、アカーシもそういうの見るんだなぁ…としみじみ思って顔が熱くなる


本棚や机の上もそれらしきものは置いてなくて、やっぱセッターだから頭使ってえっちな本隠してるんだな…って思った()



そんなことを思っていると、何かに気づいたアカーシが話しかけてきた



赤葦「……あれ?Aさんって前のテスト赤点だったんですよね?」



A「うん!」



赤葦「げ、元気に言わないでください……でも、今のところ間違ってもないし、詰まってる様子もないですね。」



私のテキストの答えを持って、勉強を見てくれるアカーシ




そんな彼と瞳があって、切れ目な彼に見つめられると全部見透かされてるような気分になる



でも……





A「……昨日勉強したところだから!」




そう言って


アカーシに、嘘をついた

別に、寂しくなんかない→←気になること



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設定タグ:ハイキュー , 赤葦京治 , 梟谷   
作品ジャンル:恋愛
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はる - 初コメ失礼します!!この小説大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (9月15日 10時) (レス) @page47 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 二年ぶりに見たらめちゃくちゃヤバい。尊いなんてものじゃない…これは神だ (8月4日 5時) (レス) @page46 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 1話1話の内容が読み応え(濃くて)があって、読んでいると時間を忘れる作品でした!更新頑張ってください(ケラッ (2021年8月13日 0時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
ぱるむ(プロフ) - 続きを!!!!!! めっちゃ好きです!! (2021年5月30日 21時) (レス) id: fc15dafcd2 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 凄く面白いですよ!シリアスと朝比奈ちゃんの無邪気なところの切り替えが、凄く好きです。更新、辞めないで欲しいです。 (2021年2月8日 18時) (レス) id: 4a6264c39b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りかこ x他1人 | 作成日時:2020年8月29日 19時

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