もしも ページ12
牢獄の前に行きドアを開けると数日前に見たものと同じ光景が広がっていた
唯一の違いと言えばキルアの体の傷が増えているという点だけだろうか
「あ、A!」
『キルア、ゴン達が来たよ』
「オレの事は無視かよ!」
『お前はどうしたいんだ?』
「…オレはゴン達といたい」
「だけどオレにはそんな資格ないよ」
『試験中に何があったかは知らないがゴン達はキルアを心配して来てくれたんだ。そんな気持ちを無下にする気か?』
『私はキルアのことをゴンに頼まれた。キルアが何と言おうが連れていくつもりだよ』
「お前何言ってんの?!オレがママに頼めばゴンを殺すことだってでき…」
そこまで言ってミルキは話すのをやめた
正確にはやめざる負えなかったと言った方が正しいだろうか
キルアの殺気でこの密室が異様な緊張感に包まれている
『そこまでだ、二人とも落ち着け。まだ彼等は試しの門を開けてすらいないんだ』
Aの凛とした声ではっと正気に戻ったミルキとキルアは二人とも何か言いたげな表情をして黙っている
先に話し出したのはキルアだ
「オレは一応反省して此処にいんだ、ゴン達が試しの門を抜けるまではオレは此処にいる…」
「ふん!好きにしろ!まぁどうせ無理だろうけど仮に抜けられても誰も黙ってないと思うぞ」
ミルキはそう言うとドタドタと牢獄を後にした
「A迷惑かてけ悪かったな…」
『気にするな私は迷惑だとは思っていない』
「もしゴン達が試しの門を開けられてオレが此処から出たらその時はAも一緒に行こうな!」
『そうだな…』
久しぶりにキルアの心からの楽しそうな笑顔を見た気がする
145人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みかんのふさ - 鏡さん» ありがとうございます!相変わらず内容にまとまりがありませんがコツコツ頑張っていきたいと思います! (2019年4月16日 0時) (レス) id: ecab5a211e (このIDを非表示/違反報告)
鏡 - 続きが気になります!更新頑張ってください! (2019年3月16日 23時) (レス) id: 24cd008e65 (このIDを非表示/違反報告)
みかんのふさ - ルイさん» ありがとうございますとても心強いです! (2018年12月19日 20時) (レス) id: 252b6a10da (このIDを非表示/違反報告)
みかんのふさ - スズリーさん» ありがとうございますうれしいです! (2018年12月19日 20時) (レス) id: 252b6a10da (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - これはもう評価10&お気に入り登録ですね!更新待ってます!頑張ってください! (2018年11月18日 12時) (レス) id: 62572e27eb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みかんのふさ | 作成日時:2018年3月22日 12時