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空白の感情 ページ44
ある店で、優しい音楽が流れた。私に落ち着けと囁くようなリズムは、私に眠りをくれた。
今日もそのお店に行った。音楽がなかった。
いつも流れてる音楽はどうしたのかと、隣の席の逆に聞くと、その音楽は常連のスマホから流れていたものだったらしい。その人は事故で死んだらしく、もう二度と音楽は流れないだろうと。
どんな会話の流れだったか、私はその人の顔写真を見た。
その人は、先日私が殺した喰種だった。
よくあることだ。見知った誰かが私たちの敵でした、なんてことは。
でもこの時は悲しかったなぁ。だって、私の生活の一部だったもの。
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作者名:琲世 | 作成日時:2022年12月4日 23時