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でもやっぱり、あまり張り切らせるようなことは言わない方がよかったか。今日はその反動で、いつもよりタバコが多いし、缶の数も多い。
｢あー、にむら！にむにむにむー！｣
旧多二福｢ちょっと面倒な方の酔っぱらいだぁ......｣
｢可愛い後輩がいてくれて、私は本当に幸せです！私の死を越え、最年長記録を更新するのだぞーっ！目指せよギネス記録！いぇーい！！！｣
六月透｢そしてブラックジョーク。｣
｢とゆぅかぁ？頭めっちゃガンガンする！なぁんこれ！｣
真戸暁｢はいはい、今日はもうここで寝かせてもらうといい。｣
｢ふぁい！きしょぉもねる！？ねろ！！！｣
有馬貴将｢記憶に残らないって困るなぁ......｣
床に転がる缶、机の上にある吸い殻の中にはおびただしいほどのタバコの数。
まさしくダメ人間の例か。だが言ってることはまともに近いそれだった。
｢あきらちゃんもぉ、わたしよりいきてね？｣
真戸暁｢......何を言ってる。全員で生きて、来年も、再来年も、こうしてパーティーを楽しめばいいじゃないか。病で少し疲れたのだろう？たまには子守唄でも聞かせてやろうか。｣
｢こもり！？はじめてきく！｣
真戸暁｢なら、よく聞いて眠れよ。｣
まともだが......そこには自分がいないことを前提とした会話ばかり。
あれは最近までの俺を写したような会話だった。そのせいで今、酷く寂しい。お前まで俺のように消えると思うと、それに耐えられない。
｢おやすみぃ。｣
旧多二福｢飲まされすぎた......僕も今日は休んでもよろしいですか......？｣
佐々木琲世｢うん、いいよ。全員分のお布団用意してきますね。｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2022年12月4日 23時
