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伊東倉元「おっ、特等の嫁さん!どうも!」
「倉元にブジン!って、ブジンいつの間にか消えてね?」
伊東倉元「仕事の電話がかかってきちゃったから、一回外に出たっぽい感じ。准特等、もうすぐで特等になれそうだし......どうです?下の名前で呼んでもいい?」
「呼んじゃいなよ!」
伊東倉元「よっしゃ!」
有馬貴将「妻と仲良くしてくれてありがとう。A、遅くなってごめん。」
「それは琲世に伝えておきなさいな。あーきーらーちゃーん!」
真戸暁「酒臭ッ......さては飲んだな!?」
「えへへぇ、先に飲みました!」
真戸暁「まったく......琲世、このバカはソファーで寝かせてやってくれ。パーティーの前に飲みすぎだ。」
佐々木琲世「はーい!才子ちゃん、頼んでいい?」
米林才子「あいあいさー!」
佐々木琲世「あっ、有馬さん。最近顔つき変わりました?」
有馬貴将「ん?」
佐々木琲世「Aさんが話題に上がる度に、前より微笑むことが多くなった気がしたので。」
有馬貴将「......」
クリスマスプレゼントはどうしようかと悩んでいた。
ここに来る前に、せめて二人には何かをやりたい。日頃の感謝を込めて。そう思ったものの、当日中にその考えがまとまることはなかった。もっと数日前に考えるべきだったと、そう思う。
有馬貴将「食べれるか?」
「おしゃけ!?」
有馬貴将「そう、鮭。あーんしてあげる。」
「ごくごくのしゃけ〜♪」
有馬貴将「お酒じゃないからね。そういえば琲世、エチケット袋は?」
佐々木琲世「完備してあります!」
「ねーきしょぉ、またやってよ。」
有馬貴将「人前ではやりません。」
もっと何日か前にさりげなく聞こうとも思ったが、休みに向けて彼女は毎日のように頑張っていた。聞けないにしても、ならこれを止めるべきではない。自らの人生を彩るゲームが長続きするよう、そのお金は稼げるときに稼ぐものだと言ってしまったのは俺だ。
「くちうつし、らめぇ?」
瓜江久生「ん゛ッッッ」
「Aはおねむです!おねむにゃのでぇ、先にプレゼントを......すやぁ。」
有馬貴将「あっ、寝た。」
佐々木琲世「とんでもない爆弾残して寝ましたね。えっ、口移しって言いました?」
米林才子「生りま、そのエピソード詳しく。」
有馬貴将「最近かな......ビールを口に含んで、おねだりばっかしてくる彼女にキスをして、そのまま流し込んだんだよ。彼女を寝かせるのに最適な方法だったし。」
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作者名:琲世 | 作成日時:2022年12月4日 23時