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宇井郡｢......急だな。頭の病院行っとくか？｣

｢これマジの相談。味覚がちょーおかしいし、目も見えんくなってきたんよ。｣

宇井郡｢ただの病気の悪化じゃねぇか！！！｣

｢あっ、そか。｣

宇井郡｢どちらにしろ病院で診察してもらいなよ。明日と明後日も休んでいいから、医者にちゃんと見てもらうこと。右目も......包帯で隠した方がいいかもね。何も知らない人に偏見の目で見られるのは嫌だろ？有馬さんもAのこと、お願いしますね。ここまで考えることをやめているとなると、もうまともに話すこともできませんから。｣

伊丙入｢そんなに怖いんです？｣

宇井郡｢怖いよ。Rc細胞過剰分泌症、不治の病。彼女の病は永遠に治らないから......少しぐらい優しくしてやらないと、報われない。｣

｢貴将、診察費いくらだっけー？｣

有馬貴将｢俺が出すよ。治療費も心配しないで、Aは普通に過ごしていればいいから。｣

｢んー、わかった。｣

伊丙入｢......ふーん。普通って大変なんですね。｣