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フーズ・フー｢さて......なんだ？空島か？｣
ササキ｢シャボン玉に包まれているな、あの島。海中の渦が空へ上がり、それが島を支えているらしい。ぺーたん、俺たち三人でどうにかできると思うか？｣
ページワン｢不可能だろ。｣
フーズ・フー｢正解だ。なら俺たちはこの後の祭りとやらに備えて、武器を調達する。トネリコからの最後の連絡を覚えているな？｣
ページワン｢能力を奪われる、慣れた制限だ。｣
フーズ・フー｢だな。｣
あと何回かパソコンを操作すれば、ハッキングも可能。そこからトネリコが言った世界へ誘導さえできれば、後は......
ササキ｢！｣
ページワン｢島が爆発した......急げ！女王の居場所は！？｣
フーズ・フー｢今特定した！............今爆発した島に、反応がある。｣
ページワン｢チッ......ぱそこんとやらの操作は任せたぞ！俺がAを捜す！！！｣
後は勝てる可能性が、少しだけ上がる。本当に少しだけだ。
『はーい！あなたの自慢の後輩、BBちゃんですっ♡』
フーズ・フー｢この島全体を、例の空間に変換できるか？｣
『この世界の電力を一時的にシャットダウンすれば。』
フーズ・フー｢それで頼むぞ。最強を三人、いや......四人殺すんだ。これぐらいやらなきゃ敵わねェ。｣
その少しだけが芽を出さなければ、Aは別の意味で死を迎える。人類そのものを愛しているあれは、二度と俺たちと会えない。ずっと遠くに閉じ込められ、目覚めたときには俺たちは死んでいる。
アイツの孤独、すなわち人類絶滅がバッドエンド。Aが確実に幸せだと言える世界、すなわち人類の生存こそがハッピーエンド。
フーズ・フー｢サカズキ、バスターコールは敗北の合図に他ならない。世界の命運とやらは俺らに任せろ！｣
ルッチ｢......Aも準備はできているのか？｣
ササキ｢憑依の準備なら万端らしいな。小鳥遊の女もなかなかやる！｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2022年9月28日 12時
