海のように美しかった君へ【ワンピース】 (ページ32)

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染めた。染めて染めて染めまくった。ようやく目的が定まった俺を褒めてほしいぐらいだ。

A......いい加減俺を見て、染まってくれ。俺はまだお前の助けを欲してるぜ？この退屈な世界を一緒に壊してやろう！エンドポイント破壊は飽きた。力が物を言う世界にして、バカどもを殺しまくろう。

｢テゾーロ...？｣

テゾーロ｢この俺がバカを背負うなど......！未来永劫ないと思えよ！？｣

｢知ってる。私はあなたをステラに会わせるまで死なせはしない。それ以降も、あなたがあなたの道を歩めるように、私は支援を続ける。そのためにも走ってくれる？｣

テゾーロ｢人質をとられたような気分だ...！｣

金獅子も、元海軍も、そこの金持ちも本来はそうだ。そういう人間だったってのに。金獅子は揺らぎを感じる程度だからよかったものの、他二人は揺らぎに惑わされてやがる。

イーサン｢いつ俺以外の男を惑わせろと言った？｣

テゾーロ｢！？｣

イーサン｢遠さねェ。ここは俺の空間、聖杯の中、俺とAのためにある場所だ。テゾーロはおとなしく彼女の肉にでもなっておけ。｣

｢......｣

その目も気に食わない。もう何もないだろう。お前は魔力を持つ輩への悪影響を肩代わりし、おかげでいつ精神崩壊してもおかしくない域まで到達している。本来ならこの空間でも喋ることすら苦しかろう。

なのに余裕があるフリをして、周りを安心させて、必ず勝てると思い込ませる。そんなわけがないのに......残酷な女。

｢もうすぐで来る。｣

イーサン｢......？まあいいか。A、好きだよ、大好きだ、愛している。ずっと昔からお前を愛していたのは俺だけだ。お前を見るといつもモヤモヤしていたが、これは恋だろう？恋なんだろう？お前を知ってようやく理解したよ。｣

｢私は君が嫌いになった。ルフィがいる私に、あなたを好きになることはできない。｣

イーサン｢あ？｣

＿＿＿＿＿＿＿キレた。