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イーサン｢んじゃ、そゆことで〜♪｣
ほんの数分は付き合ってやった。無様に逃げるかと思いきや、俺の思惑に腹が立ち、わざわざ引き返してきたバカな娘。
｢い、だ｣
イーサン｢首絞められても息は続くだろ。しっかし、眺めはいいんだよなぁ。海岸のど真ん中で触手に縛られる美女！お前も美女として数えられるのは癪だが、まあ一生眺めてはいられる。そのまま口内に卵でも植え付けられとくか？っと、こっからはフラグ案件か！悪い悪い！｣
｢.........！｣
イーサン｢そう怒るなよ。ここの島の人間が飲まれたところで、お前にデメリットがあるか？その苛立ちに情も含まれていたから、お前はあんな泥も飲み干せなかったんだよ。杖、借りてくわ。......後さ？情緒不安定すぎる女には、誰もついていかねェんだよ。おとなしくあの島で過ごしてればいいのに。｣
あれもスーリヤみたいに狂っちまったよ。いろんなことが重なりに重なりすぎて、今度は自分が誰なのか分からなくなるだろう。そうすればあれは触手の侵入を許し、その身に毒を宿す。
それ以上のことはしないさ。何もしない。■すなんてとんでもない！あんな女の体なんざ、俺でさえも見たくないんだ。
一生死ねない体で、老けない体で、俺のために苦しんでくれればいい。それが俺にとっての幸福で、俺についてくる亡霊の救いで、アステリオスとパペットの糧になる。
イーサン｢全部お前のせいだ。｣
毒が外に出たらダメだろ。その傷は俺だけに見せればいいだろ。どうしてお前は俺たちのために傷ついてくれなかった？何故人としての生を選び、俺たちを殺しやがった？
なあ。
イーサン｢(あ、やっべ。)｣
気付けばまた、そいつの四肢を落としていた。腕を切っても走って逃げるだろうし、脚を切っても這いずって逃げるだろうし、とにかく逃げてほしくなかった。
イーサン｢またまたまたまたまたまたまたまたヒヒッ、俺がお前の自由を握ってるのか。お前は自分から俺に縛られに来てくれたのか。嬉しいなぁ、嬉しい嬉しくて嬉しいよぉ。また昔のように遊ぼうか、A。鍬でいっつもお前を傷つけて泣かせて......楽しい悲鳴をあげてくれたよな。聖杯！！！もっと俺の願いを叶えてくれよ！！！｣
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作者名：琲世 | 作成日時：2022年9月28日 12時
