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とりっぷ47 ページ12

『(あ〜あ〜もうこれ複雑骨折かなあ…助かる見込みあるかなあ…)』


私の目の前でバッキバキに殺 られた黒タイツさん。
この腕力ヤバすぎなゴリ…っ…降谷さんにやられたのだから、相当痛いはず。

安室「大丈夫…かい?」

『!』

しまった忘れてた。あんな事した後だ。
どうしたらいいか分からずに、ただ下を向く。
本当は謝りたいのに、声が出ない。まるで声が出せなくなったみたいだった。

『……』

安室「その…」

安室さんがこっちを見ながら口を開いた。

『やめて、言わないで』

安室「……」

どうせ言われることは分かってるよ。
ごめんね、でしょ?その言葉を言わなくちゃいけないのは、私しかいないのに。

『…ごめんね、安室さん。そして有難う…。梓さんとは、幸せになってね。あの調子で…お付き合い頑張れ…。』

掠れた声でも、きちんと伝わったはず。

言ってて辛いのは、なんでだろう、と考えながらふと思う。

『(私…キャラとして好きなんじゃなくて、人間として、恋として、好きなんだ…)』

あまりにも自分が鈍感で、鈍すぎて、皮肉ったような笑みを浮かべた。

『…』

気まずく、重い空気が流れる。
早く、どこかに行ってよ、私を放っておいてよ。
そう思った時…

安室「僕が梓さんを好き?なんかの冗談ですか?今日はエイプリルフールではないはずです」

『え…あ…』

安室さんの青い目…いつにも増して、深い色をしている。

その目はどこか怒ってるように見えて…

いや。怒ってるんじゃない。悲しみと、辛そうな顔…

『だって…安室さん…』

安室「あれは、僕が悪かった。僕は、梓さんはとても素敵な女性とは思うけど、恋愛として見ていない…」

『…』

安室「…僕は…」

泥まみれの私をそっと抱き寄せる安室さん。
そんなことしたら…私は…



安室「僕は…。」

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設定タグ:名探偵コナン , 安室透 , 夢主
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みんと(プロフ) - タナトフィリアさん» ありがとございます!!返信遅くなってしまって申し訳ないです笑夢主ちゃんのパリピさはきっと誰からも人気ですね笑笑(個人的な意見笑) (2018年8月8日 9時) (レス) id: e91668a119 (このIDを非表示/違反報告)
タナトフィリア - とても面白かったです!夢主ちゃんの性格が好きですw更新楽しみに待ってます!応援してます! (2018年7月3日 3時) (レス) id: 41c9a6a89d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:安室透・みんとちょこの狐 | 作成日時:2018年5月3日 18時

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