黄昏ホテルの女の子

女の子2 ページ3

重いドアを開ける。
『んーぬぬぬぬぬ』
…あ、簡単に開いた☆
中に入ると、あんてぃーく？というような、おしゃれなロビーがあった。
『だれかーっお腹すきました〜』←
…いないのかな？返事が返ってこない。
『ちえっ』
そう口に出したとたん…
背後から声を掛けられた。
「お客様ですか？」
『はい多分！？！？』
びっくりして疑問系になってしまった…
振り向くと…
──頭が燃えてるおかしい人がいた。
『うわっ火事ですよ！！』
「あー。驚きを通り越してそっちなんですね…」
『( ˙-˙ )』
なんなんだここ。おかしいぞ。
「ここは、生死の狭間にあるホテルでございます。」
『えすぱーですか？』
「慣れてますので。」
ほほー。おもしろいね〜なんて思ってるあいだに、いろいろ、このホテルの説明をされた。
何言ってたんだろ。聞いてなかったな〜←
『あの〜ところで、』
「はい？」
『お腹すきました。それと、名前。覚えてないです。』
「あー、ここに来る人は大体記憶がとんでるんですよ〜」
『ほー』
「なので、名前や、前世の記憶は、自分で探してください。」
『はー…い？雑ですねそこは。』
「」
ううむ…私、なんか持ってるかな？？
肩にバックはしょってるけ…
あった☆
バックをごそごそ探す。
学生証が出てきた…。
『西原…A』
顔もある。凡人顔だ。
「名前と顔は思い出されたんですね。」
『はい！多分！』
「…。」
『あの、そんなこと、どうでもいいです！お腹すきました！』
「…。」
「じゃあ、厨房に行って、ルリさんという方に、」
『はーい！』
お腹空いた！早く行こーっと！

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