27.落とし物 ページ32
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(前回の終わりではエテさん去って行きましたが、今回付いてきてます。んー、作者の構成ミスってことで…((殴)
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口数の少ないエテさんから、使う魔法やら何やらを聞き出していた。
「何歳なんですか?」
「今は13」
「じゃあ、私と同じくらいですね」
「ねぇ、エテって強いの?魔法見せてよ!」
「別に強くない。やだ」
マリに対しても随分と塩対応だった。
そういえば、どうして私たちについてきたんだろう?
気になったリズは、恐る恐る聞いた。
「あの…。なんで私たちについてきたんですか?」
一人の方が好きそうなのに、という思いは言葉にならなかった。
「ついてきたら嫌だった?」
なんて何故か申し訳なさそうに言うもんだから、慌てて否定する。
「いや、そういうことじゃなくて!ただ、あの…うるさいのとか好きじゃなさそうだったから…」
「確かにね」
それはそうだったらしい。さっきからのカイとマリの話も、あまり聞いていないように見えた。
まぁ二人の会話なんて普通のバカ男子がしてるようなものだから、聞く価値はないのかもしれないけど。
「まぁでも、魔法使いって珍しいでしょ。
…それに、気になった」
「…?何が?」
「君たちのこと」
視線を一瞬私に向けて面白そうに言った。どの辺が気になるのかわからなかったけど、結局それ以上のことは聞かなかった。
ただ、魔法について聞くと、説明だけしてくれた。自慢じゃない、もし敵が襲ってきたときのためと念を押して。
「ボクが使うのは闇の魔法。暗黒って呼ぶ人もいるけど闇の方が短いでしょ」
条件が揃えば敵を操ったり、その場の空間を自分のもののように司ることができるらしい。
「言っとくけど、絶対に強くはないからね。
ボクより先に、もっと強い人に頼りなよ。」
そう言われて、少し困った。
カイとマリの声が流れていく。
私の長くて乱れた黒髪と、エテさんの癖毛混じりの紺っぽい髪が風で揺れた。
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玖蘭.紅羽@くられん(プロフ) - 雨猫さん» 元、ぽぽっけです!すみません。一回ログアウトしちゃって、、、、お気に入り登録が水の泡になりまして!www心配してくれてありがとう。よろしくー!ぺこっ。って、パクるなァァァ!wwwぺこっ。 (2022年5月17日 8時) (レス) id: 0ac18cbbca (このIDを非表示/違反報告)
雨猫 - あ、元ぽぽっけさんですか!?急に居なくなっちゃって心配してましたw、こちらこそよろしくね。ぺこっ (2022年5月16日 21時) (レス) id: 873394c41b (このIDを非表示/違反報告)
玖蘭.紅羽@くられん(プロフ) - 一ヶ月ぶりにここ開いたー!ログアウト一回しちゃってさ、、、で、全部消えてしまったってわけ。wwwwこれからもよろしくね。ぺこっ。 (2022年5月16日 9時) (レス) @page33 id: 0ac18cbbca (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽっけ(プロフ) - 雨猫さん» ああ、わかるよ。寝れないよね。僕も寝れなくて1時間くらいでやっと寝るかな、、、。w。ぺこっ。 (2022年4月16日 16時) (レス) id: 0ac18cbbca (このIDを非表示/違反報告)
雨猫 - ぽぽっけさん» あーありがとう!僕も最近は…っていうか、布団に入っても寝れないだけなんだけどね…汗 (2022年4月15日 23時) (レス) id: 873394c41b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨猫 | 作成日時:2022年4月9日 0時