17．小さな魔法使い ページ20
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「僕が使うのはね、桜の魔法！」
そう言ってマリは棒をぎゅっと握りしめた。すると、棒が桃色に淡く光り出した。
だんだんそれは強くなっていって、周囲にちょっとした風を巻き起こしていた。
「見ててね」
私の方を見て言うと、マリはその棒を前に投げた。
マリが腕を大きく振ると、その光はたちまち辺りに大きく広がってぐるぐると渦を巻き、沢山の桜の花びらが風に乗って流れているように見えた。
「うわ…すごい」
思わず声が漏れる。笑うマリの声が聞こえた。
すっと目の前の花びらに手を伸ばす。それを掴もうとする。が、触れた瞬間ぱらぱらと小さく弾けて見えなくなってしまった。
「あれ、」
「あー、それには触れないんだ。桜の形してるだけで、ただの魔法だから。触った感じもしないし、別に匂いとかもしないでしょ？んーとね、多分雲みたいな感じ！」
「なるほど…」
相槌をうつ。たしかに普通の花びらではないだろう。
リズはマリに聞いた。
「こういうなんか、魔法の…タイプ？みたいなのってみんな違うってこと？そういうの、どうやって決まるの？」
マリは花びらと戯れながら答えた。
「魔法の属性は、人によって違うよ。僕がたまたま桜系の魔法使えるだけ！他にも色々あるし、その人にしか使えない魔法みたいなのもあるって聞いたことあるよ。」
「ちなみに、カイは水」
えぇ、水の魔法使うんだ。思ったのとちょっと違った…。笑
「魔法の属性同士には相性があって、例えば僕の桜系の魔法は、雪とか雨に弱いんだって。」
「でも、実はなんの魔法にも弱くない最強の魔法があるんだよ！」
ほんとかな、と若干疑いつつも、一応聞く。
「それはね、無属性の魔法」
「つまり、なんのタイプでもない魔法ってこと！得意も不得意もないから誰とでも楽に戦えるんだよね。いいなぁー」
マリが遠くを見て羨ましそうにしてた。そのぐらいいいものなのかな、無属性の魔法は。
「魔法のタイプがどうやって決まるとかはよくわかんないからカイに聞いて〜」
急に話を投げられたカイは「は！？」とか「急に何言ってんの」とか文句を言う。
「別に難しいことじゃないっつーの。魔法と同じだよ、ほとんど生まれつき。で、練習して使えるようになることもあるけど、その時もそいつの特性によって自然に安定して決まってくんだよ。だから、似たようなタイプの魔法は複数使えたりもする」
「…長たらしい説明ありがと」
面倒臭かったから、それ以上はなにも聞かなかった。
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玖蘭．紅羽＠くられん(プロフ) - 雨猫さん» 元、ぽぽっけです！すみません。一回ログアウトしちゃって、、、、お気に入り登録が水の泡になりまして！ｗｗｗ心配してくれてありがとう。よろしくー！ぺこっ。って、パクるなァァァ！ｗｗｗぺこっ。 (2022年5月17日 8時) (
レス) id: 0ac18cbbca (このIDを非表示/違反報告)
雨猫 - あ、元ぽぽっけさんですか！？急に居なくなっちゃって心配してましたw、こちらこそよろしくね。ぺこっ (2022年5月16日 21時) (レス) id: 873394c41b (このIDを非表示/違反報告)
玖蘭．紅羽＠くられん(プロフ) - 一ヶ月ぶりにここ開いたー！ログアウト一回しちゃってさ、、、で、全部消えてしまったってわけ。ｗｗｗｗこれからもよろしくね。ぺこっ。 (2022年5月16日 9時) (レス) @page33 id: 0ac18cbbca (このIDを非表示/違反報告)
ぽぽっけ(プロフ) - 雨猫さん» ああ、わかるよ。寝れないよね。僕も寝れなくて１時間くらいでやっと寝るかな、、、。ｗ。ぺこっ。 (2022年4月16日 16時) (レス) id: 0ac18cbbca (このIDを非表示/違反報告)
雨猫 - ぽぽっけさん» あーありがとう！僕も最近は…っていうか、布団に入っても寝れないだけなんだけどね…汗 (2022年4月15日 23時) (レス) id: 873394c41b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨猫 | 作成日時：2022年4月9日 0時
