災難スペシャル ページ10
・・・
『す、すまん…ケホッ、少々色んなことに巻き込まれてて…遅れた…』
｢A？！何があったんだい？！｣
｢あー！！Aちゃん！顔にかすり傷ができてるよ！？｣
リドルとケイトが驚いたように目を見開き、俺に向かって駆け寄ってきた
｢ちょっとな…｣と呟いて彼らの頭を撫でると
俺はベッドに座るトレイに向き直る
『クルーウェルからリドルが俺を探していると聞いてな、多方けが人だとは思ったが…まさかお前が怪我するとはな』
｢悪いな、忙しいだろうに｣
『本当だ。ったく…今日は災難続きだよ』
｢災難続きって…一体何をしたらそんな姿に…でもボロボロのAさんも行ける。｣
『デュース、ちょっとユウを黙らせておいてくれ』
魔法薬の備蓄は何かあった時のために貯めておきたいため、クルーウェルに頼んで
金庫にしまっておいてもらった
トレイの足の状態を確認すると派手に捻っており、赤く腫れている
骨折してないのが不幸中の幸いか…
『ったく…なんで階段にオイルがぶちまけてあるんだか…』
｢なんて？｣
｢A…やっぱり後で詳しく話を聞かせておくれ｣
｢けーくんも聞きたいかな〜｣
『わかったわかった。先に治療だ、あまり動くなよ。これ調節難しいんだから』
トレイの足に指を滑らせてユニーク魔法を発動させる
体の内部の炎症、細胞の傷、傷ついた筋、その一つ一つを解析
そしてもとある状態に操作していく
いや、正確には細胞を活性化させて人工的に傷を治す
もちろん並の人間にできることではない
かなりの集中力、精神力が必要だ、もちろん知識もな
｢これは…っ｣
｢すごっ！Aちゃんのユニーク魔法って傷の治療も出来ちゃうの？！｣
｢さすがだな…｣
『……ふぅ…、治療完了だ…、』
集中の度合いは、それこそ呼吸を止めてしまうほど
大きな怪我を治す時はそれなりに体力も消耗するのだ
魔法薬が足りないせいで朝からユニーク魔法を度々使っており
体力の方がかなり削られている
まぁ…治療だけが体力を削っている訳じゃないんだが…
｢それで、なぜそんな状態で駆け込んできたんだい？｣
『あー…、順を追って説明すると。朝、保健室にはいったら魔法薬が全部ダメになっててな、魔法薬の作成、それに加えて患者の魔法による治療、何故か降ってくる花瓶にオイルが撒かれた階段。俺が通った途端に爆発する鍋、購買のカフェオレは完売してるし…』
俺の言葉に、一同は顔を険しくした
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奥山乃愛(プロフ) - あと、先生たちにも愛されたいです！（恋愛的に）無理せずに頑張ってくださいね！ (2022年10月19日 16時) (
レス) @page5 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな(プロフ) - ヴィランに染まってますねぇ夢主もwこれからも無理せず頑張ってください！楽しみにしてます！ (2020年8月14日 14時) (レス) id: e7791cc44f (このIDを非表示/違反報告)
紅丸(プロフ) - 胡麻塩さん» ありがとうございますぅぅぅぅ、無性別だったらみんな楽しめるかなって思ってこの設定にしたのでめちゃくちゃ嬉しいです！！更新頑張ります！！ (2020年8月9日 2時) (レス) id: 6af11be082 (このIDを非表示/違反報告)
胡麻塩 - 歯磨いてたんでコレを見て見事に吹き出して手が唾液だらけになりました。汚い。ていうかですね、夢主君は無性別で女でも男でも楽しめる作品で、適度にネタも入っていて、夢主君はイケメンで、← 殺しに来てます？？(ここまで約三秒)好きです。投稿頑張って下さい！ (2020年8月8日 21時) (レス) id: 0af3f9ad33 (このIDを非表示/違反報告)
紅丸(プロフ) - パピコさん» パピコさんの優しすぎる褒め言葉にめちゃくちゃモチベ上げさせていただきました()更新頑張ります！ (2020年8月6日 22時) (レス) id: 6af11be082 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅丸 | 作成日時：2020年8月5日 20時
