約束という名の ページ6
Aside
『でな、そのぼったくりバーってとこだと、最初表示した値段の倍以上にもなる額を請求されるんだ。』
｢うわっなんですかその悪徳商売。僕だったらせめてワンドリンク制にして飲み物を通常の倍額設定にしますね｣
『それでも十分悪徳だろw』
ホタテのソテーを食べながらそんな会話をしていれば
ふと、ラウンジの仕事が一段落したのか、フロイドがVIPルームに入ってきた
｢あ〜〜〜ッ疲れたー！！反抗的な割には締めがいないからつまんねー、ねぇ〜A〜、ちょっと相手してよ〜｣
『俺は今ホタテ食ってんだよ。1個やるから機嫌直せ』
｢えぇ〜…俺今タコ食いたい気分なんだけど…まぁいーや｣
フォークに刺したホタテをフロイドの口元に持っていけば
彼は大きく口を開けてホタテを咀嚼した
｢しかし…フロイドも貴方にはよく懐いているようですね。あだ名をつけないのも珍しいですよ｣
『そういえば、なんで俺にはあだ名をつけないんだ？』
｢陸に上がってきた時にさぁ、“カジノ”ってとこについて本で読んだことがあってぇ、そこだと金巻き上げられるカモのことを“フィッシュ”って言うらしいんだよね〜｣
『あー……なるほどな、あだ名が海の生物に限定されてるのはそういう事か…』
｢フロイドは最初に貴方を見た時から、本能的に他とは違うと判断したのでしょうね。まぁ…僕も貴方とは思うような契約ができる気はしませんが…｣
そういえば…トレインの事もあだ名では呼んでないよな…
まぁ、彼をカモにするにはかなり厳しい面があるから当然か
｢そういえばさぁ、あの“約束”はどうなったの？破ったら小指切るんだっけ？｣
『指切りげんまんを物騒にするな。まぁ少し前までは裏業界で｢指詰め｣っていう、取引を破った奴の指を切るっている文化が実際にあったらしいが…』
｢十分怖いじゃないですかそれ。｣
顔を真っ青にするアズールを宥め、最後のホタテを咀嚼する
『俺は託された任務をこなしたい、アズールは自分のやることを邪魔されたくない…一見すれば理解し合えないが…』
｢貴方がこの契約内容を不適切だと判断しなかったが故に、｢生徒達の授業や精神面で支障が出るほどの労働をさせない｣という事で意見が合致した｣
アズールがこの約束を破れば、俺は｢保健医｣としての立場を利用して契約自体を潰す
これは…約束という名の、俺からの脅迫に過ぎないのだ
※あだ名に関しては自己考察であって公式設定ではありません
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マジモンの名無し(プロフ) - 終わり、、、マジか、、紅丸様。 (1月7日 3時) (
レス) @page14 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - いきなりすみません🙇出来たら全員のキャラに愛されたいです！（恋愛的に）あと落ちは出来れば全員落ちみたいなのが見てみたいです！無理せずに頑張ってくださいね！ (2023年1月16日 17時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
ひよりたん(プロフ) - 続きを恵んで下さいませぇぇぇぇぇぇぇぇm(_ _)m (2021年8月12日 19時) (レス) id: 5b72c3e53e (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - 続きが気になります。 (2020年11月27日 15時) (レス) id: a8c24b15d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅丸 | 作成日時：2020年10月19日 14時
