吉野順平ガチ勢が原作をぶっ壊す話3

シンガポールってなんか響きがオシャレだよね ページ4

｢A、A起きて…｣

『ん〜…？』

｢ほら見て、景色すっごい綺麗だよ……！｣


ゆらゆらと肩をゆらされて眠りから覚める、夜の便に乗って

飛行機の中で一夜越して朝に空港に着くように調節したおかげか

窓の外の景色は実に綺麗だった

雲の上だからかよく見える朝日に順平は興奮したように目を輝かせる

朝から元気だなぁ…、なんてことを思いながら、血圧の低いボクはおもむろに水を飲んだ

飛行機では最新の映画が見れるために昨晩順平と遅くまで見ていたせいか

やはり少し寝不足だ

海外に任務とはいえ順平と共に来れたのは嬉しいものの、やはりひとつ気がかりなことがある

それは……父親との対面


｢fish or chicken？…and witch drink take？｣
(朝食は魚かお肉のどちらに致しますか？飲み物はどれにしますか？)

『順平、魚か肉かどっちがいい？あと飲み物何がいいかだってさ』

｢じゃあ魚にしようかな、飲み物はオレンジジュースで｣


そんなことをなんがえているとCAの外国人女性が英語で朝食についての質問をしてきた


翻訳して順平に問えば後ろの席で既に起きていたのか悠仁が身を乗り出してきた


｢すげっ、A英語できるんだ！俺肉とリンゴジュース！｣

『悠仁、声のトーン落としたげて。恵くんまだ寝てるから』

｢ちょっとA、あたしの分も注文しときなさいよ、魚の方と紅茶ね｣

『ハイハイ、am……two fish、two chicken、and tea、orange juice、apple juice、coffee please』
(えっと、魚を2つ、肉をふたつ、紅茶、オレンジジュース、リンゴジュース、コーヒーをひとつずつください)

｢ok、What will happen to the person in the back seat?｣
(分かりました。後ろの席の方の分はどうされますか？)

『am…、fish and tea please』
(そうですね……魚と紅茶をお願いします)

｢ok｣
(分かりました)


ふっ……決まったぜ☆

英語勉強していてよかったなとこの時ばかりはほっとした

隣にいる順平も褒めてくれるし野薔薇ちゃんも満足げだし

というか恵くん全然起きないな、起こされなかった時のボクくらい起きないじゃん


まぁそんなこんなで飛行機内で朝食を済ませ、五条先生にも連絡を入れ

恵くんを起こし、着陸した飛行機から降りて空港で手続きを済ませる

ボクらが着いたその場所は……


｢やってきたわね！シンガポール！！｣

｢初の海外がシンガポールとかめっちゃオシャレじゃね？！｣


そう、シンガポールだ

名前しか知らない知人にあっていきなり抱きつかれる感覚→←ついでに入籍済ませてこようかなとか思ってたり((殴

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