強く在りたい ページ4
順平side
「ふ〜ん、此奴が悟の言ってた式神使いか?随分細ぇな」
「ひっ、あ、あの……」
「真希、あんまいじめてやんなよ〜、ビビっちゃってんぞ」
「しゃけ」
Aと引き離されて、僕がパンダに連れてこられたのは
グラウンドの一角だ
1人はめっちゃガン飛ばしてくるし、1人は言語がそもそも通じないし
1人は人じゃないし……!!!
あぁもうどうしたらいいんだよ…こんな時Aがいてくれれば…
「ははぁん、なるほどな。パンダさん分かっちゃったぞ」
「あ?なんだよ、勿体ぶらずに言えよ」
「いやさぁ、俺はただこの子を連れてけって言われただけなんだけど武器庫には2人いてさ、もう1人は悟が担いで持ってったんだよねぇ」
「おかか?」
「俺が思うにズバリ!その子とこの子を引き離すのが目的なんじゃね?持ってかれた方の子は連れてかれる時すごい剣幕だったし、この子も1人でここ来るような感じじゃないだろ」
その話を聞いた途端、品定めするように僕のことを見ていた眼鏡の女性が
持っていた長い棒のような物を僕に突きつけてきた
咄嗟に反応でいるはずもなくただただ驚いていれば
その女の人は続けた
「相手がどんな奴だったかは知らねぇから深くは言わねぇけどよ、こっちに足踏み入れた時点で過度な信頼は愚策だぜ?」
「それは……常に人を疑えって事ですか…」
「そうじゃねぇ、お前のそれはどっちかと言えば甘えだろって事だ」
女の人の黄色い瞳が僕を見すえる、Aと似たその瞳の色を
僕もまた真っ直ぐと見つめ返した
「過度な信頼は甘えとなる、それはいつか相手を縛る呪いになる、深く信頼しあう仲ってのは、対等な能力を持ってしてでないと実現できない」
「ツナマヨ」
「あぁ、確かにそういう例外もあるな、まぁ別に今はいいだろそれ」
「わ、分かるんですか…?今の…」
「分かる分かる、それこそ俺達と棘の仲だからな、そうだろ棘」
「しゃけ」
「あと、1人を信用しすぎるってのも執着になるからやめとけ」
信頼、それは…学校という場で生活するにおいて重要な事だ
友人を作るにも、クラスに馴染むにも、信頼は必ず必要だ
……できるの、だろうか
彼のように、彼の隣に立てるようになれるのだろうか
「で、あたしらはお前を訓練するよう頼まれてるが、やれるか?」
いや、答えなんてここに来た時からきまってるだろ
今はただ
「やります…やらせてください!」
強く、なりたい
ボクのタイプは黒髪色白式神使いの美少年だよ!!→←やっぱ焼くか?それとも頭ぶった斬るか?
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紅丸(プロフ) - arnkm46561さん» リクエスト承りました!何件かリクエストが溜まり次第一気に書かせていただきます! (2021年3月9日 7時) (レス) id: c6adbfb1eb (このIDを非表示/違反報告)
arnkm46561(プロフ) - リクエスト失礼します! 一つ目 夢主くんの女体化&猫耳 が見たいです!無理なら構わないです! (2021年3月9日 7時) (レス) id: 01b2c0f9b6 (このIDを非表示/違反報告)
垢なし - 自分も何週間前にありました!。吐きそうなくらい緊張しました!((おい。受験頑張ってください! (2021年3月4日 21時) (レス) id: 5f562d56d2 (このIDを非表示/違反報告)
うんうん - いってらっしゃい!です!私は来年ですが頑張ってください! (2021年3月4日 20時) (レス) id: 64517bd580 (このIDを非表示/違反報告)
武闘派インドア(笑)(プロフ) - 私もです!!お互いに頑張りましょうね!! (2021年3月4日 19時) (レス) id: a437784ea7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅丸 | 作成日時:2021年3月1日 20時