とある魔導師と名探偵のお話 (ページ8)

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あれこれ子供たちからの質問に答えていたが、お互いに名前を教えていないことに気が付いたので簡単な自己紹介をした。

『そういえば、自己紹介がまだだったね。私は時空管理局の眞鍋Aです。さっき話していた人は八神はやてと小さい方がリインフォースⅡ(ツヴァイ)だよ。みんなのお名前、聞いてもいいかな？』

「Aお姉さん、はやてお姉さん、リインフォースお姉さん……お姉さん……？」

人型をしているけど妖精みたいに小さい彼女をお姉さんと呼んでいいのか悩んでいると、“リインでいいですよ！”と言い、笑顔でわかったと返事をしている姿にクスッと笑みを溢していた。

『……君はコナンくん、貴女は歩美ちゃん』

「元太くん、光彦くんでしたよね？」

「そして君が哀ちゃん…やった？」

と答え合わせのように名前を呼ぶと正解だったようで満面の笑顔を浮かべていた。

「ねえねえ、これからお姉さんたちを誘ってポアロに行こうよ！」

“名案だ、早速行きましょう”と、都合も聞かずに手を引き行こうとするのを哀が若干呆れた顔で窘めていた。

「みんな、Aさんたちは行けるなんて一言も言ってないわよ？ちゃんと聞かないと。」

「Aお姉さん、助けて貰ったお礼したいから良かったら行こう…？」

コナンが下から見上げている所謂おねだり姿に互いに顔を見合せ、二つ返事で了解し早速ポアロへと向かって歩き出した。

───ポアロ、なんだか聞き覚えがあるような…？
そんな既視感を覚えながらお店へ…………