とある魔導師と名探偵のお話 (ページ7)

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───仄白(ほのしろ)き雪の王、銀の翼以(も)て、眼下の大地を白銀に染めよ。
来(こ)よ、氷結の息吹(アーテム・デス・アイセス)！

Aと子供たちが脱出した直後、はやての持つ氷結魔法により中々鎮火することが出来なかった炎が一気に消え…否、辺り一面を文字通り“凍らせて”いた。

『流石はやてだね。』

白銀の髪色、アイスブルーの瞳をしたはやてが左手に持つ夜天の書を綴じたところで、“お疲れ様”と声をかけた。

「うん、ありがとうな！Aちゃんも急な要請やのに助かったよ。」

『ううん、大丈夫だよ。ところでここには一人で？』

「そうや、なのはちゃんとフェイトちゃんには別件を任せてるからな。あとはほら……」

「お久しぶりです、Aさん！」

融合機であるリインフォースⅡ(ツヴァイ)がはやてとの融合(ユニゾン)を解除し笑顔で挨拶をしてきた。

『リインフォース、お久しぶり。元気にしてた？』

「もちろんです！」

久しぶりの挨拶を済ませ、これまでの報告をしているところに先程一緒に脱出した子供たちが駆け寄ってきた。

「あっ、さっきのお姉さんだ！お姉さん、助けてくれてありがとう！」

「なぁなぁ姉ちゃん、そのちっこいのって人間なのか？」

「あの、これはどうやって凍らせたのでしょうか？」

歩美、元太、光彦が一斉に話し始めたことで困った顔をしていたらコナンが3人を止めてくれた。

「オメーら一気に話すなよ……お姉さん、遅れたけどさっきは助けてくれてありがとな。」

『ううん、どういたしまして。君にケガが無くて本当に良かった。』

頬を緩ませながら頭を撫でると他の質問にも答えていった。

◇
中途半端ですが、次のページにします