とある魔導師と名探偵のお話 (ページ5)

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コナンside

今日は探偵団のみんなで光彦の買い物に付き合うためにショッピングモールに来ていた俺は大規模火災に巻き込まれた。

「お、おい、早く逃げねーと！」

「このままじゃ僕たち、黒焦げになっちゃいますよ！？」

「ダメよ、バラバラにならないで！二人とも落ち着きなさい。」

焦った元太と光彦が走ろうとするのを灰原が止めていた。

「みんな、こっちだ！急げ！」

博士の発明品のメガネを使って火の手が無い場所を探し、みんなを連れて走り出した。

「(くそっ、火の回りが早すぎる…)」

「煙を吸わないように、姿勢を低くして。ハンカチがあるなら口に充てておきなさい。」

傍にいた灰原に“あっちの道を見てくる”と耳打ちし、逃げれる場所がないか探した。

「ケホッ…みんな、大丈夫か…？」

「コナンくん…私たち、助かるよね…？」

「ああ、大丈夫だ。元太、もうちょい姿勢を低くしろ。みんなもなるべく煙を吸い込むなよ？」

言葉とは裏腹に、火の回りが早く、炎に囲まれた今、これ以上の移動は出来なかった。

「(くそっ…このままじゃマズイ…八方塞がりかよ…！)」

「……っ、江戸川くん！」

”危ない“と聞こえ、気付いたときには崩れた鉄骨が俺目掛けて落ちてきた。
避けることもできず、次にやってくるであろう衝撃に目を閉じた。
………衝撃が、一向にやってこない。
恐る恐る目を開けると、落ちてきていたはずの鉄骨が寸でのところで止まっていた。

「え…どうなってんだ…？」

呆然としていると声が聞こえ、そちらに向くと桜色の服を着た女性が“浮いて”いた。

◇

一部変更しました。

[変更前]米花デパート
↓
[変更後]米花町にあるショッピングモール