とある魔導師と名探偵のお話 (ページ12)

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『げ、シャマル…！？なんでここに？！』

金髪の女性…シャマルの介入によりコナンを始めとする子供たちと安室は状況が飲み込めずに唖然としていた。

「ちょっとその反応は酷いと思うんだけど…」

“シャマル先生傷付いちゃう、ぐすん”と泣き真似している隙に逃げようと腰をあげたら……

「………Aさん、なんで逃げようとしているのですか？」

呆れたようなリインの視線、シャマルにはジトリと睨まれ、仕方なく諦めたように座り直した。
そんな中、はやては一人笑っていた。

「ごめんごめん、シャマルが来ること言い忘れてたわ！けど、いつも定期検査をすっぽかすAちゃんも悪いんやで？」

『うっ…それはそうだけど…』

Aは“けどちゃんと視えてるし…”と頬を膨らませていた。
置いてけぼり状態だったのをいち早く脱出した安室が席へ案内した。

「ありがとうございます、ミルクティをお願いします。Aちゃん、後で一緒に帰りますからね！逃げたら……」

『……………逃げたら？』

恐る恐る次の言葉を待っていると“クラールヴィント”と呼び掛けた途端にA両手を拘束(バインドと呼ばれる拘束魔法)してきた。

「引きずってでも連れて帰るから覚悟してね？」

それはとてもとても怖い(いい)笑顔だったと後にはやては笑いながら話していたそうだ。
もちろんその笑顔を正面から見ているAはそれどころの話ではなかったらしい。

「ね、ねえ…お姉さんってどこかケガしてるの…？もしかしてさっき歩美たち助けてくれたときにケガしちゃったの…？」

心配そうに見つめているのは歩美だけではなく、元太と光彦も同じような表情をしていた。

◇
更新がまた遅れた挙げ句、普段非公開にしてたのですが、公開にし忘れていたと言う…
あんまり文字数載せられないから悩みますね…