恋文【7】 ページ7
「っ」
涙が止まらなかった。
「ばっかやろ…ンでもっと早く云わねんだ」
手紙が終わる方につれて所々��何か��の染みで読みずらいところがあった。
きっと泣きながら書いていたんだな。
何が無様な死に方で、だ。
無様じゃねえよ
手前は仕事をこなした。
俺にとって無くてはならない存在にまでなっていた。
「なァ…俺も好きだ莫迦」
空を見上げ、あいつに、Aに届くように、しっかり言葉にした。
「中也」
突然背後から話しかけられる。
「勝手に入ってきてんじゃねえよ糞太宰」
「私ね、以前中也の何処が善いのって聞いた事あるんだ。
そしたらね、佐原ちゃん、わかりませんって云ったんだよ。
でも、その後にこう云ったんだ。
『中原幹部はマフィアなのにその幹部なのにとても優しいんです。
皆が悪い人ではないのはわかってます。
でも、中原幹部は私の世界に色を塗ってくれました。
幹部無しでは今の私は居ません。
私の世界は中原幹部中心で回っていますから』って。
それ程、中也の事好きだったんだね。」
それだけ云うと
邪魔して悪かった、と出ていった。
「俺の世界も手前中心で回っているンだよ、」
手紙の裏を見ると
『幹部、生きてください。私の分まで。』
と書いてあった。
そして深く帽子を被り、
今夜も仕事に行く。
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姫蛍(プロフ) - 泣いた。感動して泣いた。ただそれだけです。 (2017年8月9日 19時) (
レス) id: 569c06afa4 (このIDを非表示/違反報告)
味噌(プロフ) - か…感動しました。面白かったです！泣かせる作品を作れるって凄いなーって尊敬しました！ (2017年3月21日 0時) (レス) id: ba58436a83 (このIDを非表示/違反報告)
Ｙ子(プロフ) - ねむねことふとん系女子さん» なななんと…！！嬉しいお言葉！！光栄です ありがとうございます(Ｔ▽Ｔ) (2017年2月23日 1時) (レス) id: 9db4924316 (このIDを非表示/違反報告)
ねむねことふとん系女子(プロフ) - 目から液体が…、感動しました！ (2017年2月23日 1時) (レス) id: f5c4cd20a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Y子 | 作成日時：2017年2月23日 0時
