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京「A？」
『ん？』
京「足、痛いの？」
樹「は？」
『痛くないよ、別に』
とっさについた嘘だった
顔にでないか冷や汗が出た
『何、みんなして』
慎「どうしたの？」
京「A、足」
『なーんでもないから！はい、次やるよ』
歩くとバレると思ったけど
さっきの激痛は勘違いだったのかと思うほど普通に歩けた
『ほら！』
樹「なんかあったらちゃんと言えよ」
『わかってる』
たまたま筋が痛んだのかな
捻挫とかじゃなくてよかった
私のことを気にかけて踊らせるなんて
みんな最高のパフォーマンスが台無しになる
大丈夫、私は大丈夫
ひたすらそれを脳に言い聞かせる
少しだけふわふわしている頭も無視してそれを言い聞かせる
大丈夫
私の魔法の言葉
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作者名：haku
| 作成日時：2020年8月2日 17時
