episode 6 チビガキ ページ9
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目覚ましの鈴の音が寝起きの頭にガンガンと響く。叩く勢いで目覚ましを止めると、寝台から起き上がってあくびをした。昨日至急購入した子供服を元々空だったタンスから引っ張り出し、適当に着用する。
｢ぴったりだ……｣
適当に卵を焼き、米とインスタントのスープで朝食を済ませる。
部屋の隅の机に置いてある二台のスマホのうち、見慣れた手帳型ケースのスマホ……つまり、赤城坂Aとして使っていたスマホを手に取った。
少々不便だがGPS機能が付いている部分は破壊済みであるその端末には、快斗君からのメッセージ。内容は私を気にかけたもので、彼の人の良さをつくづく感じる内容だ。
｢“チビガキっぽいもん買いに行っとけよ”……か｣
私はAのスマホを机の上に置き直し、今度は新しい、ストラップ付きで首にかけられるようにしてある桜色のスマホを取った。
同色のショルダーバッグに財布とスマホ、ハンカチとメモ帳を入れ、女児サイズの新しいスニーカーを履く。
｢行ってきます｣
家を出てしばらく歩き、雑貨店でそれっぽいキャラ物の筆箱とシールを購入した。これを持っているだけで大抵の人には歳相応に見えるはずだ。
すっかり冬色になった周辺を見渡しながら、家を目指して遊ぶ声のする公園の横を通り過ぎ、横断歩道を渡ると、ふと猫が軽トラックのコンテナの中に入っているのが見えた。
続けて先程公園に居た子供たちもコンテナに次々と突入していく。
｢……え？｣
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瀬天心葉(プロフ) - わっ、これ好きです！夢主ちゃんとても可愛いですね！これからも頑張ってください！ (2020年2月18日 19時) (
レス) id: 7f9bbdec25 (このIDを非表示/違反報告)
せろり。(プロフ) - 神作の予感しかしません。どうしたらいいでしょうか← (2020年1月12日 22時) (レス) id: b178d32fe6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小紅 | 作者ホームページ：Twitter @kobeni_yume
作成日時：2020年1月12日 14時
