episode 37 電流 ページ40
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歩美ちゃんが指さした小さな鍵穴に手を伸ばす元太君。周りの機動隊員の一人が慌てて制止するのを見て私は首を傾げた。
「元太君、なんかあの人が……」
そんな声は届かず元太君は台座に触れた。そして、すぐに弾かれたように手を離す。
「イテテ……」
「何?どこか尖ってたの?」
私が気になってそう聞くと、手を擦りながら元太君は首を横に振った。
「いや、なんかビリッと来てよ……」
「へぇ……電流とか流れてるのかな」
そんな様子を見て、現場の警備の指示を出していた中森警部が近づいて来る。警部は、どれほどの電流か触れて調べようとしていた私の首根っこを呆れたように掴んだ。
「勝手に触るな!……ったく、台座に軽い電流流してる事くらいガキ連中に言っとけよ!」
「子供は痛くせんと覚えんからのォ!」
「貴女は分かってて触ろうとしない!」
「はーい」
と、哀ちゃんに軽く怒られた所でコナン君が再び言った。
「で、角はどこに?」
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瀬天心葉(プロフ) - わっ、これ好きです!夢主ちゃんとても可愛いですね!これからも頑張ってください! (2020年2月18日 19時) (レス) id: 7f9bbdec25 (このIDを非表示/違反報告)
せろり。(プロフ) - 神作の予感しかしません。どうしたらいいでしょうか← (2020年1月12日 22時) (レス) id: b178d32fe6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小紅 | 作者ホームページ:Twitter @kobeni_yume
作成日時:2020年1月12日 14時