小さくなったご令嬢

episode 33　報道陣 ページ36

×××


｢でもよー、キリンに角なんかあったか？｣


｢あるよ！小さいのが二つ……｣


｢それは動物のキリン！｣


麒麟が何かを分かっていない子供達に、中国の伝説上の神獣であることを説明するコナン君。


｢じゃあ、青龍とか白虎の仲間ですね！｣


｢それで？あなた、また呼ばれてるの？｣


哀ちゃんが呆れたように言った。キッドキラーと名高いコナン君のことだ。


｢いや、まだ話は来てねーけど……｣


と、校門に差し掛かった時、大量のフラッシュが焚かれた。あっという間に報道陣に囲まれ、へ？と声を漏らすコナン君。


｢どうですか、江戸川君！またまたキッドと対決になりましたが……｣


｢何か作戦とかはあるのかい？｣


｢あ、いや……｣


またコナン君だけ、と文句を言う探偵団の子供達を見ると、哀ちゃんが嫌そうな顔で報道陣を見ていた。その報道陣の注意がすっとこちらに向く。


｢……あ、そうだ！教室に忘れ物あるから一旦戻るね。哀ちゃん付いてきて！｣


｢え、ええ｣


私は強引に哀ちゃんの手を掴み、児童玄関の方へと足を早めた。


×××

自分でもごちゃってきたので軽く整理

一日目 A幼児化
二日目 荷物整理
三日目 買い物.冷蔵車事件
四日目 転校.鬼ごっこ
五日目 歓迎会
六日目 なんか遊ぶ
七日目 コナンにホームズを借りる
八日目 キッド予告(本話の日)

て感じにしたいと思います。日が浅いのに信頼がわりとあるのは、命の危険を共有したからということで……


追記:サブタイトル付けるの忘れてました。すみません。

episode 34　忘れ物→←episode 32　麒麟の角

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す