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episode 30 豆鉄砲 ページ33

×××

この方向は、二丁目の中でも阿笠博士の家や新一君の家がある団地の方向だ。案の定、数分後には博士の家の前に居た。


「さ、ほら入って入って!」


まるで自分の家のように入れと言ってくる歩美ちゃんに従い、おじゃましまーす、と家に上がらせて貰う。


「皆、急にどうし……」


振り返ってそう聞こうとすると同時に、ぱん、と何かが弾ける音が耳に入り、視界いっぱいにキラキラしたビニールが飛び交った。


「麻衣子ちゃん」
「明朱さん」
「米花町へようこそ!!」


「……え、あ……ありがとう」


音やら何やらに驚いてそう返すのがやっとの私を見て、達成感のある顔でガッツポーズする歩美ちゃん、光彦君、元太君。


「明日にでも明朱さんの歓迎会やりたいって、この子達急に言い出したのよ。おかげで大変だったわ」


腕を組んで口角を上げる哀ちゃん。そうは言いつつもバッチリ楽しんでいる顔だ。


「つーわけなんだけど、麻衣子ちゃんは夜ここで食べてっても大丈夫?」


先程放たれたクラッカーのごみ拾いをしながらそう言うコナン君。この二人の保護者感がすごい。


「あ、うん……それは大丈夫」


でも念の為家の人に電話してみるね、とランドセルからスマホを取り出して快斗君に電話をかける。本当は確認なんて要らないのだが、怪しまれると悪いのでかけることにした。


『もしもし?どした?』


「あ、もしもし“お兄ちゃん”?今日友達の家でご飯食べて帰ってもいいかな?」


『……あぁ、良いと思うぜ』


電話口で大体察したのかすぐに話を合わせてくれる快斗君はもはや流石としか言いようがない。


「やった。ありがとう!」


『楽しめよ』


「うん」


皆に向かって丸印を作る。綺麗に飾り付けられた部屋を見て、心がじんわりと温かくなった。


×××

勢いで書いてしまったモールスの話をあわてて回収した結果のこの展開の早さと雑さ。穴があったら夢主を埋めたいです。

昨日鬼ごっこしてただろいつ用意したんだよとかコナン君と哀ちゃんの時はやってねえだろとかそんなご最もなことは聞かないでやってください。

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瀬天心葉(プロフ) - わっ、これ好きです!夢主ちゃんとても可愛いですね!これからも頑張ってください! (2020年2月18日 19時) (レス) id: 7f9bbdec25 (このIDを非表示/違反報告)
せろり。(プロフ) - 神作の予感しかしません。どうしたらいいでしょうか← (2020年1月12日 22時) (レス) id: b178d32fe6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:小紅 | 作者ホームページ:Twitter @kobeni_yume  
作成日時:2020年1月12日 14時

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