episode 22 挑発 ページ25
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「さっきと荷物の配置が微妙に変わってたから一応覗いてみたら……あの猫の他にこんな泥棒猫が六匹も忍び込んでいたとはなぁ……」
「だ、だから言ったろ?子供の声がするって……」
「あぁ、悪かったよ……」
目の前で胸糞の悪い会話を繰り広げる男達。私達も凍死させ、殺した男と一緒に死体を並べるつもりらしい。
何よりも癪に触ったのは泥棒猫という言葉だが。私はそれを聞きながらコートから抜け出し、立ち上がる。そこであるものが目に入った。
「……!」
「オッサンの死体のそばにガキ連中を並べれば迷宮入りの難事件になるだろうぜ……なにしろ俺達とこのガキ共はなんの繋がりもねえんだから……」
「バッカみたい。あなたみたいな頭の弱いオジサンに迷宮入りの難事件なんて作れる訳無いじゃん」
唐突に、何でもないように発せられたその言葉。その場の全員がギョッとしたように私を見る。煽るように笑みを浮かべると、偉そうに喋っていた背の高い方の犯人が私に掴みかかる。
「お前自分の立場分かってんのか?今すぐ殺してやってもいいんだぞ!?」
「怒鳴るだけの能無しが何言ってんの?……あ、今焦ってるでしょ?私が自信満々だから何かあるんじゃないかって思ってる。怒鳴って取り繕っても無駄だよ」
「……オイ、麻衣子!」
後ろから焦ったようなコナン君の制止の声が聞こえる。そんな声も虚しく、逆上した男によって私の体は冷蔵車の地面に叩きつけられた。
「麻衣子ちゃん!」
衝撃で視界がぐらりと歪むも、そのまま男達をしっかりと見据える。その瞬間、太った方の男が視界から消えた。え、と声を漏らす背が高い方の男も、すぐに呻き声を上げて倒れ込む。
上体を起こして顔を上げると、二人を倒した人物が立っていた。金髪に褐色の肌で、中々の整った顔つきである。
「た、探偵の兄ちゃん!!」
「安室さん!」
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瀬天心葉(プロフ) - わっ、これ好きです!夢主ちゃんとても可愛いですね!これからも頑張ってください! (2020年2月18日 19時) (レス) id: 7f9bbdec25 (このIDを非表示/違反報告)
せろり。(プロフ) - 神作の予感しかしません。どうしたらいいでしょうか← (2020年1月12日 22時) (レス) id: b178d32fe6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小紅 | 作者ホームページ:Twitter @kobeni_yume
作成日時:2020年1月12日 14時