episode 13 秘策は電話 ページ16
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ダンボール箱の陰に座り込みながら聞くと、コナン君はなんでもないように言った。
「何も特別な事をする訳じゃないさ。携帯電話だよ!それを使って警視庁の高木刑事に電話する。チーター宅配便のコンテナに死体を詰んでる悪い宅配業者が居て、オレ達もその中に閉じ込められてるから、検問を張って車を止め、コンテナの中を調べてくれってな」
この車のナンバーはバッチリ記憶してあっから!と付け足すコナン君。子供達は奇抜なアイディアだと思っていたので、ガッカリしたような反応だ。
刑事を名指ししているのは気になった。タカギという刑事の知り合いが居て、死体を見ても大袈裟に動転したりしなかったこの子達はただ者では無い。
「まぁ、こんな状況じゃそれくらいしか方法は無いんじゃない?」
「そうそう、だから誰か携帯貸してくれよ!オレのは博士んちで充電中だから!」
ハカセ。知らない人名だ。
「歩美も博士の家に置いてきたよ……?」
「サッカーしてて落としたら困るしよォ」
「私のは新しくてSIMカードが刺さってないから……」
一応説明すると、SIMカードとはその端末の電話番号などの利用者情報が登録されているカードで、これを刺していない端末は電話番号の情報が無い故に、電話関連の通信機能は一切使えない。
「ボクは一応持ってきましたけど……少し前に電池切れのブザーが鳴ってたから使えるかどうか……」
全滅かなと思ったが、電池を取り出して温めると電圧が上がり少し使えるようになるということを実践しながら説明するコナン君。
「本当に物知りなんだね」
「そうだよ!コナン君にできないことは無いんだから!!」
「なんてったって、オレの子分だからな!」
「はは……」
自慢の仲間なのだろう。私が和んでいると、キキー、という音と共に車が停車した。
「あ、ブレーキ音です!」
「隠れるわよ!!」
奥のダンボール箱の後ろにまとまって隠れ前回のように男達をやり過ごそうとしていると、大尉がにゃ、と声を出した。
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瀬天心葉(プロフ) - わっ、これ好きです!夢主ちゃんとても可愛いですね!これからも頑張ってください! (2020年2月18日 19時) (レス) id: 7f9bbdec25 (このIDを非表示/違反報告)
せろり。(プロフ) - 神作の予感しかしません。どうしたらいいでしょうか← (2020年1月12日 22時) (レス) id: b178d32fe6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小紅 | 作者ホームページ:Twitter @kobeni_yume
作成日時:2020年1月12日 14時