前代未聞の女の子 (ページ5)

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小山塾ページ5

翌日

紅林「Aさん、昨日教えてもらったの意識して練習してみたらめっちゃいい感じに打てたっす
　ありがとうございました」

『お役に立ててよかったよ…って

　ん？？後ろの人達は何…？紅林』

紅林の後ろには少し緊張気味の若手の選手が複数人。

紅林「あーなんか練習の時「今日何でそんな打ててんの？」って言われて
　 Aさんのこと教えたらいっぱい付いてきました」

野口「も、もしよかったら自分も教えてほしいっす」
茶野「自分もお願いします、」
来田「俺もっす！」
太田「おお俺も、お願いします！」

『(紅林…侮れない…)』
かといってこんな必死にお願いしてくれる後輩たちを断るわけにもいかず
『わかったよ、。やろう』

そう言うと一気に目を輝かせて喜んだ
『(かわいいな…)』少し後輩の愛おしさを実感した

この通称【小山塾】は若手間で一気に広まり、小山がチームに馴染むきっかけにもなった

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『(後輩たちが頑張ってるんだから、私も。)
　紅林！このチームでめっちゃ打つ人、誰？』

紅林「えーっと…あそこにいる人達はめっちゃ打ちますね」

そう言って向こう側を指差す
その先には杉本さん、頓宮さん、森さんの3人が談笑している。

『…ちょっと行ってくる』

紅林「一緒行きましょうか？」

『いや、自分で行く』

そう言うと紅林は小さくがんばれ、とガッツポーズを作った。

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『(緊張する、年上の方こわい…)
あああの、もももし良かったらバッティング教えてくくください』

「「「！？」」」

杉本「い、一旦落ち着こか？？」

『す、すみません！大丈夫です、！』

正気を取り戻し、勢いに任せもう一度質問する

『バッティング教えてください！！打てるようになるならなんだってします！どうしたら飛ぶのか教えてください！！』