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-End of Story- ページ40

傑と沢山の話をゆっくりとゆっくりと時間をかけてした。

夏油「気になっていたが高専というのはどういう?」

「窓、補助監督、私達生徒、教師、そして上層部の連中。まずはそこから叩き直さなきゃならない」

特に上層部の連中は。

「あー後は御三家もね」

夏油「Aちゃん」

「ん?」

夏油「ありがとう」

「ううん、そうだ。手、貸して?」

夏油「手?」

傑が手を差し出してくれるので手の平に術式を施す。

「此処に来たいと願えばいつでも来られる。悟には内緒だよ?私と傑の秘密」

笑って言うと傑も笑ってくれた。

「さ、戻ろうか。夜ご飯、一緒に食べよう」

行きと同じ様に傑の手を繋いで帰った。

寮に戻っていると息を切らした補助監督が私達の所に来る。

「どうかしましたか?」

夜蛾「A」

寮から夜蛾先生が出て来る。

夜蛾「例の呪詛師が国内に入った」

「ッち。来たか」

夜蛾「現段階では行方が分からない」

「天元は」

夜蛾「高専、結界の強度を上げると。そして階級の変更だ」

「上がいよいよ動いたか」

夜蛾「たった今より近衛Aが生きていることを御三家に通達、階級を特級にする」

「御三家には呪詛師の件は伏せておいてくれ。まだ本人か分からない」

夜蛾「分かった」

補助監督を見る。

「呪詛師集団並びに非術師宗教団体は私が解体しますのでそちらの任務は私に」

『は、はい』

「警察にも協力要請をお願いします。それと各県内集落に窓を派遣して下さい」

『え?』

「そういう所で見える人間に暴力を振るう非術師もいるので細かくお願いしますよ」

『分かりました』

「人手が足りない場合は私の名を使ってかまわないので京都校、アイヌ呪術連にも」

夜蛾「何をするつもりだ」

「何を?この腐った呪術界に確変を起こすだけだ」

傑が私を見る。

「0を1にする為の準備さ」

五条「おーい!」

遠くから悟が私達に手を振って向かって来た。

私は傑と走る。

そして悟の手を取ってまた走った。

五条「ちょ!急になんだよ!」

「まずはお前達、親友を仲直りさせてからだな」

夏油「喧嘩なんてしてないけど」

「話したいこと話せていないだろう」

そう言うとお互いに顔を見合わせた。

「ほら」

二人が笑ってくれないと私の幸せの人生は幸せとは言えない。

ここから一歩ずつ私達、術師は進む。

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作者名:アルマジロ | 作成日時:2023年9月2日 9時

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