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-Episode74- ページ26

『で?』

家入「反転術式を教えて欲しいらしい」

『反転術式』

「出来るんじゃないの?私にやってみたいに」

五条「出来るがコイツ、自分には出来ねェんだよ」

夏油「確かにそうだったね」

「どうして?」

家入「出来るでしょ」

『さァ?』

白い歯が見えるとそれは三日月の様になる。

五条「出来るのかよ!」

『死に際で掴めることもある』

五条「俺に死に際なんてねェよ」

『あるかもよ?そういう呪具もある』

夏油「そういう呪具?」

『発動中の術式を強制解除する天逆鉾だ』

黒い影の中からゆっくりと顔を出した刀?にも見える物。

五条「マジでどうなってんだよ。お前、禪院家の出じゃねェだろうが」

『だから何度も言っている。近衛家は呪具を生み出した一族だと、故に出し入れと呪具の元へ飛べる』

半分まで出ていた呪具が引っ込んでいく。

「他の人は呪具は作れないの?」

『作れない。特殊な製法がある』

夏油「作れるの?」

五条「また誤魔化されるぞ」

『お、よく分かっている』

五条悟が影の近衛Aに蹴りを入れるが通り抜けた。

夏油「へェーその影は通り抜けるんだ」

五条「それも術式でどうにかしてんだろ。俺、触ったことあるし」

灰原「温かいんですか?」

五条「いーや」

夏油「それで反転術式どうやるんだい」

家入「だからひゅーひょいだって」

家入さんがそう言うとその場にいる全員が首を傾げる。

その様子を見た近衛Aは笑う。

夏油「ほんとうにこうなのか?」

『あまり深く考えないほうがいい。こういうのはセンスだから』

家入「ほらセンスだって」

五条「ッチ」

『そう言えば暫く此処には帰って来ない』

夏油「長期任務?」

『娘の監視だ。後半には二人にお役が回って来ると先生が言っていた』

五条「んで俺らなんだよ」

夏油「まァ、いいじゃないか。いつ行くの?」

「明日から出そうです」

夏油「そう、気を付けて」

「ありがとうございます」

五条「いるから大丈夫だろ」

夏油「あのなーさっきも言ってただろ。呪力消費してるって」

『ふぁ』

あくびをしたような声が聞こえると影はいつもの平ぺったい影になった。

『四級、片腕無しに回ってきた任務だ。簡単なものだろう』

ただの監視。

こんな楽な任務は他にないだろう。

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作者名:アルマジロ | 作成日時:2023年9月2日 9時

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