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-Episode44- ページ45

白いホイップ沢山乗ったクレープを頬ばる悟。

私も頼んだ苺とホイップが乗ったクレープを食べる。

雲の様にふわふわしているホイップの甘味が口一杯に広がった。

五条「美味い?」

「とっても」

五条「一口頂戴」

「はい」

悟にクレープを差し出すと大きな口が私の食べた所も一緒に食べた。

五条「ん、こっちも美味い」

口にホイップを付けながら言う。

「付いてる」

指先で口元のホイップを掬い取り食べる。

この一連の行動に悟の動きが止まった。

「悟のも食べてみたい」

五条「あ、うん」

チョコがかかったクレープを食べると中に苺が入っていた。

これも美味しい。

クレープは一瞬で消えた。

ネオンの光り輝く街を歩く。

「次は?」

五条「今日はここまでだな」

「そう」

五条「別にもう遊べないってわけじゃねェんだから」

「うん」

帰りの電車でも甘い物の話で盛り上がった。

今度はパフェを食べに行こうとか甘い物しか置いていない食べ放題のお店に行こうとか。

沢山の約束をした。

どんどんと私の心が幸せ満たされていく。

「またね」

五条「じゃあな」

お互いに手を振って別れる。

いつも通り私はその背中が見えなくなるまで見てから寮に入った。

次の日、報告書の提出もあったから早めに寮から出ると数段ある階段の前に悟と傑が座っている。

五条「はよ」

「おはよう」

夏油「あれ?」

「どうかしましたか?」

夏油「敬語じゃなくなってるなーと思いまして」

「傑も使わなくて大丈夫ですよ」

家入「私もいいです?」

煙草をくわえている硝子が言う。

「えぇ」

夏油「悟、酷い顔だぞ」

五条「っせーよ」

「そう言えば二人はどうしてこんな早い時間に此処に?」

夏油「たまには早く行こうって悟が言ってね」

五条「はァ!?傑が早く行こうって言ったんじゃねェか」

家入「クズ共は置いて行きましょう」

「う、うん」

悟とは違う小さな手が私の手を掴む。

家入「Aは今日任務ある?」

「今日は無いよ」

家入「じゃあ、また夕飯一緒に食べよう」

「硝子は任務?」

家入「うん、五条と」

夏油「ならAは私と買い物に行こうか」

五条「俺も行く」

夏油「悟、君は任務だろ」

五条「ッチ」

「また行こう?」

五条「絶対だからな」

「うん」

家入「へェー」

夏油「なんだか二人の雰囲気変わったね」

家入「とてもね」

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作者名:アルマジロ | 作成日時:2023年8月8日 22時

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