TIÀMⅣ【ハリーポッター】 (ページ6)

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~femtioen~ ページ6

ダ「コーネリウス、これだけは分かって欲しい。儂はハグリッドに全幅の信頼を置いておる」

ファ「しかし、アルバス。ハグリッドには不利な前科がある。魔法省としても、何かしなければならん。学校の理事たちがうるさい」

「私が口を挟むようなことはしたくないのですが、ハグリッドさんを連れて行っても何も役に立たないのではないでしょうか？」

ダ「Aの言うう通りじゃ、このままハグリッドを連れて行っても何も役に立たんのじゃ」

ファ「私の身にもなってくれ。プレッシャーをかけられてる。何か手を打ったという印象を与えないと。ハグリッドじゃないと分かれば、彼は此処に戻り、何の咎めもない」

ハグ「まさかアズカバンじゃ？」

ファッジさんが答える前に激しく戸を叩く音が部屋に響き渡る。

ダンブルドア校長が私を背に隠す。

前に一度、見た事のある男が大股で入って来た。

長い黒い旅行マントに身を包んでいる。

部屋の端にいたファングが低く唸る。

ルシ「もう来ていたのか。ファッジ」

ハグ「何の用があるんだ？俺の家から出て行け！」

ルシ「威勢がいいね。言われるまでもない。君の…あーこれを家と呼ぶのかね？その中にいるのは私とて全く本意ではない。ただ学校に立ち寄っただけなのだが、校長が此処だと聞いたものでね」

冷ややかな視線がこちらに向く。

ダ「それでは、いったい儂に何の用があるというのかね？ルシウス」

ルシ「ひどいことだがね。ダンブルドア」

長い羊皮紙の巻紙を取り出しながら物憂げに言った。

ルシ「しかし、理事たちは、貴方が退く時が来たと感じたようだ。此処に停職命令がある、十二人の理事が全員署名している。残念ながら、私ども理事は、貴方が現状を掌握出来ていないと感じておりましてな。これまでいったい何回襲われたというのかね？今日の午後にはまた二人。そうですな？子の調子では、ホグワーツにはマグル出身者は一人もいなくなりますぞ。それが学校にとってはどんなに恐るべき損失か、我々全てが承知しておる」

ファ「ちょっと待ってくれ、ルシウス。今という時期に、それは絶対困る」

ルシ「校長の任命、それに停職も理事会の決定事項ですぞ。ファッジ」

よどみなく答えた。