−Ninety One− ページ43
『侵入者は排除します』
「伏せて！ミオリネとベルメリアさんは私について来て下さい」
ベル「でも…」
ニカ「行って！ミオリネ！」
チュ「さっさとカタつけてこい！」
マル「出来るだけ早くお願い！」
「ケナンジ、グレネードは？」
ケナ「勿論、ありますよっと！」
3機のハロに向かってケナンジがスタングレネードを投げるとすぐさま辺りが眩しい光に包まれる。
ハロのカメラアイから光りが消えた。
「早く！」
電子扉を抜けた先のコアブロックに辿り着く。
ベル「此処です」
エラン「早く停止させてくれよ」
ミオ「分かってる」
「もし駄目そうなら私がそちに潜り込む」
エラー音が何回か響き渡る。
プロ「緊急停止コードなら変更させて貰ったわ」
「来たか」
プロ「気づいてないとでも思った？」
その言葉と同時に攻撃される。
ミオリネが触っている電子画面に手をかざす。
ベル「先輩、もう辞めて下さい！」
プロ「どうして？エリィはヴァナディースの理念に祝福された子よ？なのにこの世界にはあの子の居場所がない。だから作らなきゃ」
ミオ「エリィ、エリィってスレッタはどうでもいいわけ！？」
プロ「愛してるわよ。でもあの子には貴方達がいるでしょう？」
ミオ「スレッタがどんな思いでキャリバーンに乗ってるか分かる！？死んじゃうかもって震えてた！」
「愛…」
脳内に流れてくるコードに引っ掛かる点を見つける。
ミオ「それでもあんた達のことが好きだから！愛してるから！母親なら等しく愛してやりなさいよ！」
ハロ達の銃口がこちらに向く。
プロ「言ってくれるじゃない」
ミオ「A！書き換え、まだ！？」
「今、やっている！」
エラン「おい！そんなことやっている時間ないだろ！」
「これやるから時間稼げ！」
アサルトライフルをエランに渡す。
エラン「稼げってこっちはお前みたいな軍人じゃないんだ！」
「今は軍人じゃないわ！元よ、元！」
エランが時間稼ぎをしてくれている今の内にシステムの奥へと侵入する。
「…これは」
タブレットを持っているミオリネと顔を見合わせた。
その背後にプロスペラが見えるがベルメリアさんが私達の前に出てくれる。
プロ「母は強しよ、お嬢さん」
「ミオリネ、後は出来るね」
ミオ「うん」
画面に文字を打ち込み出すミオリネを横目に見ながら腰のフォルダーに入れていた拳銃を取り出し、マガジンを抜き投げた。
ハロの銃口がそちらに向くとプロスペラの射程を塞ぐ。
「エラン！」
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アルマジロ(プロフ) - 雛さん» コメントありがとうございます。楽しく読めれる作品を作れて嬉しいです。また、次回作でお会い出来ることを願っています。 (7月21日 11時) (
レス) id: a2e34baed4 (このIDを非表示/違反報告)
雛(プロフ) - お疲れ様でした。いつも楽しく読ませて頂いておりました。次回作もあれば楽しみにしております。ありがとうございました！ (7月18日 13時) (レス) id: 41047c8144 (このIDを非表示/違反報告)
アルマジロ(プロフ) - リルさん» コメントありがとうございます！頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！ (5月29日 19時) (レス) id: b1fa09fe0f (このIDを非表示/違反報告)
リル - いつも見ています！最高です！これからもお願いします！ (5月29日 18時) (レス) @page5 id: 92d48ed5dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アルマジロ
| 作成日時：2023年5月27日 19時
